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寿司雑記4


明けましておめでとうございます。年末から三が日にかけて夜は久しぶりにテレビ三昧でした。年末年始の民放番組は「これぞ、テレビの底力!」と思える番組が幾つかあって好きです。それから「正月だからよし!」と、気後れせずに贅沢な食材を買って「腹がちぎれる位食べてもよし!」と自分を肯定できるのも良いです。しかし年々、食が細くなっています。寂しい。


三が日のファミレスも人が少なくて好きです。昨日、14時過ぎ、近所のファミレスに行くと都心に帰省中であろう親族関係で訪れた人達がまばらに居て、居心地がよかった。祖母と孫の席、母と子供三人の席、叔父と姪っ子の席といった感じ。
私の隣に座った叔父と姪っ子の会話。
叔父「店に入ってさ、お好きなお席お選び下さいって毎回言われるけど、好きな席なんかないよね」
姪っ子「えー?あるよぉ。学校帰り毎日寄るもん、ドリンクバー近い方がいいとかあるの」
叔父「そりゃ、あんたは学生だからそうかもしれないけど、僕は頻繁にこないもの」
姪っ子「えー、でも会社員とかでスーツ着た叔父さん位の人、よくいるよ。サボってんじゃん」
叔父「それはね、サボってんじゃないのよ。サラリーマンにとってファミレスは辺境なのよ。束の間の静寂よ」
姪っ子「なに、へんきょうって」
叔父「都会のオアシスよ」
姪っ子「意味わかんないだけど」

私は言い得て妙と思いつつ、頷きながらエビフライを食べた。そう言えば私が入店した時は「いらっしゃいませぇ。おひとりさまですね。お好きな小さい席お選び下さい」と言われた。小さい席…。嫌だ!混んでないのだから4人掛けテーブルに座ってのびのびする!と思うも、店の人には従順な方がいい。2人掛けの小さい席でお皿を上手に動かしながらエビフライを食べた。
姪っ子はメニューを15分以上かけて料理を選んでいた。若さ、未来、有り余る時間……。私には10分以上かけてメニューをじっくり吟味する程の時間を勿体無いと思ってしまう。そのくせ、1時間はボーッとしているのだから意味がわからん。


今朝。
函館より届いたずわい蟹を捌く。魚でもなんでもそうだが姿そのものを捌いていると「命、いただきます」という気持ちがよりズドンと湧く。だって、生き物を解体しているんだからね。小さい頃は祖母が庭先で鶏〆て血抜きして捌いていたし、高校生の頃彼氏の実家が肉屋だったから屠殺場があって、牛が丸々一頭吊るされながら解体されていた。そういうの見ていると自然と粗末にできないものだなと思う。私はずわい蟹様にお辞儀をして足を全部とって、甲羅を剥いで、みそをかき出し、下拵え。
煮る、蒸す、焼くで数日かけて楽しもうと思います。あ、甲羅は空炒りした後、水入れて長ネギと煮込んで美味しい蟹の出汁にしました。これをラーメンの出汁にして食べるの、美味しいです。


今年は色々なお知らせをできるように日々、邁進して行きます。
寿司雑記をご覧頂いている皆様の健康を願っております。
今年も宜しくお願い致します!

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