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寿司日乗104

2021年1月28日(木) 雨

11時半起床。
食事に対する欲が低下していて、あまり食べたいと思わない。
しかし、食べなければ免疫も落ちる。それは嫌だ。うーん…何を食べようか。布団の中で考えてホットサンドを作っている所まで想像していたら満足してしまう。珈琲を淹れる。面倒臭いのでパンを焼いてポテトサラダも一緒に食べる。

13時半。
久しぶりにギターを持って作業。下手くそになっている。弾きだすとやはり楽しいのでそのまま触っていると2時間ばかし経っていた。
その後、何をするでもなく横になる。ラジオを聴きながらぼんやりしているだけで1時間近く経っていた。
時間の経過が遅く感じる時、オートマ車に乗っていた時と同じ感覚になることがある。どっと疲れてしまう。時間の経過が早く感じる時、マニュアル車に乗っていた時を思い出す。ギアをその都度自分で操作する方が「運転している」という実感があった。時間を意識しなくなった時の意識がこう…グゥっと内側だけの世界に入り込んだ時、今、この部屋と、私しかこの世に存在していないというような感覚になればなる程、時間は早く過ぎる。これ、なんだろうか。何を言っているんだろう、わからん。車はミッションの方が今でも好き。まぁ、もう随分乗っていないけれど。

16時半。
風呂に入り、頭を丁寧にマッサージする。

17時半。
吉祥寺。5年間半通っていたボイストレーニング、今日で一旦休学。
コロナのことも鑑みて、そうする。家でできるルーティンは続ければいい。
最後にいつも曲を歌わせてもらうのだが、私は何故かこの課題曲(のようになっていた)に荒井由美「雨のステイション」を選んでいた。この曲は(というよりユーミンの旋律は)歌ってみるととてもムズカシイ。なめらかに転がるような旋律が少ない。多分、憶測でしかないけれど、ピアノで作曲する際に、曲とメロディから作って、小節ごとにあーでもないこーでもないと作っていく過程でバースが切り替わる部分などが、本人の歌い癖(歌唱やブレスの癖)と一心同体。なのに、「いい曲を作る」ということがまず、あって、それを歌うのは、「あ、私か…」という感じ。あと、よく聴いていると手癖の多さにも気付く。本人が意識してその音を選んでない音、というのが、これが歌う時にまぁ、気持ちいい時と、本人にしか判らない音程の妙(ドとレの間の音的な。♭とも#とも違うんです)が垣間見えて感動する。というか、そう言う箇所、SSWと言われる人に多い気もしていて、楽典を学んでいない人の音に対する感覚って学んでいる人のソレとは異なる自由さがあって私は好きです。なんか、偉そうに書いていますが、ユーミン、凄いなぁって話です。勉強になりますって話です。
昔のユーミンの曲を歌うほどに、ユーミンはすごい…作家なんだなと痛感する。が、まぁ、ぜーんぶ私の私感でしかないです。
下がりきった後にオクターブ上にすぐに移動したり、ただ、自分の歌い方、ブレスの使い癖にない曲ばかりなのでこの曲を選んでいたのですが、結局今日までこう歌える様になりたいと思い描くようには一度も歌えなかった。ムズカシイ曲でした。そしてとっても素敵な曲。

19時。
ブックファースト アトレ吉祥寺店にて岸政彦・柴崎友香著書「大阪」(河出書房新社)購入。一冊しかなかった。慌てて手に取る。
どうしても食堂で読みたくて、近場の食堂に入る。生姜焼き定食を注文して待つ間、ページを開く。この一発目にページを開く時の場所、意外に私には大切で「大阪」というタイトルが何故か食堂で読めとワタクシを誘ったのでそうした。そしてそれは間違いじゃなかった。こういう感覚に間違いもクソもなく、ただ従う方が気分がいい。というだけの話。

20時半。
帰宅して、ドッと疲れていることに気付く。たった3時間外出しただけでこれですよ。遺憾ですよ…。体力が落ちている。明日からストレッチと筋トレやろうなんて考えているうちに寝落ち。深夜に起きて結局朝まで眠れず考え事。(AM5:38)

昼:食パン、ポテトサラダ、珈琲
夜:生姜焼き定食(味噌汁、ひじき、漬物、サラダ)


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