見出し画像

クイナをこよなく愛するマングース

時はバブルのまっただ中。都会では高級車や高級クラブ、ブランド品等が支配する中、本州の北の外れで密かに誕生した男

地球世紀19XX年人類史上ごくまれにいる男の物語である

前回のあらすじ

学校へ突入した彼は入隊式に参加する事になる。初めて見る面々に彼は緊張していた。彼は部隊の仲間と共に体育館へ入場するのであった。不安と緊張の中式は進む中彼の体には異変が起こる。限界を越えた時彼に救いの手が届く。しかし時すでに遅く彼は見事散ってしまった……涙と共に溢れるものを感じながら………

第6話 彼、出撃す!前編

今日は厳しい訓練もなく、週一の休みの日だ。しかし 入隊式の一件以来またこもりがちになった彼。

相変わらずこもりっぱなしの彼……そこへ指令部からの一報が入った。彼は、ま~俺にはに関係~ね~なと思いドックから出てこなかった。するとまた、あわただしく走ってくる足音が聴こえてきた。激しくハッチを叩かれた彼は、あまりのしつこさに、「なんだよ一体!」と言ってハッチを開けた。

するとそこには、先輩が居て「お前いい加減呼んだら来いよ!」と言って睨み付けた。

元々争うのが嫌いな彼は反発もせず、しょ~がね~な~…なんだよめんどくせ~と思いながら先輩と共にミーティングルームへと向かった。

ミーティングルームへ着くとそこには司令官とベテランがいた。司令官は彼を見て、

「やっと全員揃ったな……では話しを始めよう」と言って話し始めた。

「今日、これから私とベテランは遊軍の視察へ向かう。この基地はお前達だけになる。もし手薄となった基地が破壊されるような事があったら我々は路頭に迷うだろう!だからこの基地をしっかり守ってもらいたい!」

司令官はそういうと席をたった。彼はどちらかと言うと、うるさいのがいなくなるから気楽でい~やと思っていた。

そして司令官とベテランは視察へと向かった……

うるさいのが居なくなった今、彼には天国でしかなかった。しばらく何をするか考えていた彼のもとに先輩がやって来て、「ごめん、ちょっと出掛けてくる。」と言って基地を後にした。

余計に手薄となった基地内に一人留守番をする彼は外をみた。外の雲行きはあやしく今にも雨が降りそうな感じであった……そして彼が横になりしばらくすると突然電話が鳴り響いた………


基地内に一人取り残されウハウハな彼。一人好き勝手に過ごそうと思っていた。外は今にでも雨が降りそうな感じ。しかし基地から出る訳でもない彼には関係のない事だと思っていた……すると突然電話が鳴り響いた………


次回 彼、出撃す!後編

突然鳴り響いた電話!彼はしぶしぶ電話に出るがそれは緊急を知らせるものだった!その電話により、彼は単独で出撃するはめになった!出撃した彼は基地へ無事に帰還する事ができるのだろうか!

“君は彼の初陣をその目で見る事になる!”

最後まで御覧いただきありがとうございます。よろしければ評価コメントしていただければ励みになります。今後ともよろしくお願いいたします。

この物語は実話に基づき脚色を加えております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?