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認知症の診断基準の続き ICD-10の謎

認知症の診断基準を調べていると、認知症の診断基準としては下記のようなものが、認知症疾患診療ガイドライン2017や、認知症診療 実践ハンドブックでは下記のような引用が良くされています。

【引用開始】
G1.以下の各項目を示す証拠が存在する。
1) 記憶力の低下: 新しい事象に関する著しい記憶力の減退.重症の例では過
去に学習した情報の想起も障害され,記憶力の低下は客観的に確認される
べきである.
2) 認知能力の低下: 判断と思考に関する能力の低下や情報処理全般の悪化
であり,従来の遂行能力水準からの低下を確認する.
1),2)により,日常生活動作や遂行能力に支障をきたす.

G2.周囲に対する認識(すなわち,意識混濁がないこと)が,基準 G1 の症状をはっきりと証明するのに十分な期間,保たれていること.せん妄のエピソードが重なっている場合には認知症の診断は保留.

G3.次の 1 項目以上を認める.
1)情緒易変性
2) 易刺激性
3)無感情
4) 社会的行動の粗雑化
【引用終了】
【出典元】【World Health Organization. International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems. 10th Revision. 19931)より要約)】


そして、上記の出典元のほかに、
同じ記載でも、【出典元】【融道男ら ICD-10 精神および行動の障害:臨床記述と診断ガイドライン 東京:医学書院;1993】となっていることがおおいです。

ま、とりあえず、ICD-10を調べてみよっと思っても、基本的には、分類についてのものがほとんどです。

厚生労働省が出している、ICDのABCというものがの使い方の資料が最もわかりやすかったです。平成26年度版ですけど。


という訳で、認知症の診断基準については【融道男ら ICD-10 精神および行動の障害:臨床記述と診断ガイドライン 東京:医学書院;1993】をみてみるしかないなってとこです。


では!

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