医学的に自分を知るって？呼吸様式のお話　書きおわり🙆‍♂️

今日も、呼吸です。

前回は、呼吸数の適正な回数についてお知らせしました。

ちょっと呼吸数が増えるだけでも、めちゃめちゃ、大変になるっていうことです。意識的に回数をコントロールできるのであれば、全然大丈夫です🙆‍♂️問題はありません。

呼吸様式といって、呼吸の数や深さ周期が乱れててて、乱れが酷いと病気の可能性がでてきます。

知っておくことで、自分の身を守ることにもなりますし。家族など身内の異常に早く気がつくことができます。
手とか足とかは、痛いなーってなったら、動かさなきゃーまーなんとかなるんですけど。。
呼吸は、やめるわけにはいかないので。
1分1秒を争うことにもなりかねません☝️

というわけで。

数の異常
めちゃめちゃ多いか、めちゃめちゃ少ないかです。
めちゃ多いと頻呼吸といいますし、めちゃ少ないと徐呼吸といいます。

頻呼吸 : 25回/分以上、400-500ml

徐呼吸 : 12回/分以下、400-500ml

深さの異常
1回に吸ったり吐いたりするときに、深くしているか、浅くしているかです。
深いと過呼吸ってなって浅いと減呼吸って言います。過呼吸は過換気ということもあります。

呼吸で、吸ってー吐いてーで。
出入りする空気の量のことを換気量っていってて、この量が多いか少ないかということです。

過呼吸 : 1回の換気量が増加

減呼吸 : 1回の換気量が減少

えっと、この量については、理想の値がありまして。成人だと、理想体重×6mL/kgって言われています。

50kgだと、50×6mL/kg=300ml
60kgだと、60×6mL/kg=360ml
70kgだと、70×6mL/kg=420ml

ですが、まぁ、普通は測らないのでよくわかりませんね😭

回数の異常と深さの異常
回数がめちゃ多くて深く呼吸しているとか、回数がめちゃすくなくて浅く呼吸しているとかです。

多呼吸 : めちゃ多くて深いの🐙

少呼吸 : めちゃ少なくて浅いの🦑

クスマウル呼吸 : めちゃ多くて、めちゃめちゃ深い🐻

で、最後にもうひとつありまして。

周期の異常
呼吸が周期的に行われてなくて、途中で止まってみたり(休止)、だんだんと少なくなったりする(漸減)のと、深さがバラバラだったりします。

チェーンストークス(Cheyne-stokes呼吸) 
呼吸回数が段々と減っていって(漸減)、途中で止まったりして、めちゃめちゃ深い(1,000ml以上)。普通の人が、300-420mlなので、倍以上に深くなる。
↑
説明の長さからもヤバい感じがします😭

ビオー呼吸（Biot respiration）
呼吸回数が不規則で、めちゃくちゃ深かったり(1,000ml以上)、呼吸が止まったりする。
↑
これもヤバそうに思いますよねー😭

という感じでした。
呼吸では、回数、深さ、回数と深さ、周期の異常があります。で、これらの異常は、普通に病気になっているとおこるものが多いです。

必ずしもそうというわけではありませんが、呼吸回数がめちゃめちゃ多い頻呼吸では、発熱してたり、肺炎になっていたり、心不全が原因でなることもあります。

反対に呼吸数が少ない少呼吸では脳圧亢進していることもあります。

深すぎる過呼吸では、貧血や甲状腺機能障害ってこともあります。ま、運動の直後とかもなりますが。。。

浅すぎる呼吸では、呼吸筋の筋力低下とか胸郭の可動性の低下の障害があったり。

多すぎる呼吸では、胸水が貯留してたり、二酸化炭素が蓄積してたり。。🐙

少なすぎる呼吸では、不可逆的な呼吸停止の直前とか。。。

回数多くてめっちゃ深いクスマウル呼吸では、糖尿病が原因の昏睡だったり、尿毒症での昏睡だったり。。。

回数が減って止まったり、めっちゃ深くすうチェーンストークス呼吸では、心不全とか尿毒症とか脳出血、低酸素脳症などなど。。。

回数も深さも不規則なビオー呼吸では、髄膜炎だったり、そのまま呼吸停止に至ってしまったり。。。

と、いう感じで、ちょいと怖い感じがしますね。
ま、呼吸がうまくいかないと、めちゃめちゃ恐怖を感じますので、呼吸について知っていると良いと思いますし。命を助けられることにもなると思います✌️

というわけで。。。
今年の夏前に、肺に穴があいて気胸になって肺が萎んで🫁肋骨も、3本折れて🦴
めちゃめちゃ苦しくて恐怖体験をしながら、救急車で運ばれたことがある柴田がお伝えしました🙇‍♂️

ではー