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ボディメカニクス

介護技術の話をされるときに必ず出る言葉‼

要は、身体の構造を知ることで、介護に必要な移乗、移動、体位変換、安楽な姿勢、排泄、食事等ほぼすべての介護で使われる技術の基礎となる部分をしめており

すべてのケアにおいて、介護する側、される側の負担を軽減するものです。

例えば、下半身不随の方をベッドから車椅子へ移乗するとき、ボディメカニクスを使わないと力ずくでよいしょって移動してしまいがちですが、起き上がれる上半身を使ってもらって車椅子へ移ってもらうとほとんど力が要らない。

また寝たきりの方の向きを換える時も足を伸ばしたままだと、向きを換えにくいが、膝を曲げ、両手を組むだけでスムーズに向きを換えることができる。

簡単に言えばこんなことです。

ただ身体の構造を知って使えるだけでは、もの足りません。なぜなら、介護するときにはベッドもあるし車椅子もあるし、テーブルもあれば、椅子もある。

この全ての道具の構造と動きも一緒に知って使いこなさないと介護する側される側の負担をしっかり軽減することができません。

ボディメカニクスだけ知って使いこなすだけでは、車で言うなら、アクセルとバンドルの操作は出来るが、ブレーキ、オートマ操作が出来ないと同じこと

全部使いこなさないと車の運転が出来ないのと同じで、介護もボディメカニクスと同時に付随する道具の使い方も知り使いこなさないと負担の軽減に繋がらないということ

だから、ボディメカニクスと同時にベッド、車椅子の使い方も一緒に学んで負担を極力減らすことで、よりその方への関わりが深くなります。介護を経験される方はもちろん、されない方でも知っておくと、とても役に立ちますよって思っている今日この頃でした。

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