沈思黙読会④から
2024年2月18日(土曜日)、神保町expressionで行われた沈思黙読会、第4回目に参加された方々のご感想を公開します!(順不同です)
●Aさん(男性)
最高の読書空間……その言葉通りの素晴らしい時間でした!
●川延富士子さん(女性)
数日前より緊張していた。イベント会場に到着し漸くその緊張がほぐれた。それはスタッフの温かい出迎えのおかげである。読書の時間が始まり、自分がいる空間と貴重な時間を体験していると実感した。日常の煩わしさや苛立ちから解放され、本当の自分の時間を過ごすことで読書に集中し没頭できることが幸せだった。本を読み自分の頭と心を満たしてくれる豊かな一日だった。
●umimiさん(女性)
オーディブルの苦手意識を今日はもう一度置いてトライしてみようかと思わせられた会でした。音過敏症なので読んでいる時の音も気になってしまい、またオーディブルも声やトーンがなかなかフィットしなかったのですが合うナレーターさんを探してみるのも楽しそうです。
本に向かう時、何かと「わかりたい」と思って読む本と「わからなくなりたい」と思って読む本があるのかなと思い、小説を先に読み始めたのですが意外と「わからない」とはならなかった作品でした。参加3回目にして、午前がとても長くゆったりと感じられ、リーダビリティの高い作品ということもあり、かなり進みました。しかも午後もいつもより長く感じられ、「スマホを切って読む」身体が少しずつ整ってきたのかもと感じた今回でした。
とりとめもない感想ですが。韓国の「スマホを切るBook Cafe」に若者がこぞって行っているニュース(下記、ハルピンさんのXより。「入店と同時にスマホをボックスに預け、店を出る時までスマホ触れないブックカフェに若者が殺到、入店に1時間待ち」)もあり、全世界的に沈思黙読の流れがきているかもしれませんね。
●富田茜さん(女性)
読む時間がなかなか取れなかったり、読むのが遅かったりと読書に対するコンプレックスが知らず知らず蓄積されていたと気づかされました。スマホを遮断することでそのコンプレックスも気にならなくなり、心地よい空間になることが嬉しい発見でした。わずかなBGMと参加者の皆様のページをめくる音がある方が読書がはかどりました。
集中してたくさん読むというより午前・午後で読んだ別々の本に共通点が偶然あったり、思いもよらない気が散る要素(良い意味で)があり、これも嬉しい発見でした。ありがとうございました。
●ふたみさつきさん(女性)
3回目の参加です。
エッセイ→小説→ノンフィクションと毎回異なるジャンルの本を読んでいます。
今回は『密航のち洗濯』です。3回の中でいちばんページ数が進みませんでしたが、いちばん自分の読書体験、人生経験から深みを感じだ読書でした。
◎すっかりスマホなしに慣れました!!
●Bさん(女性)
毎回いるなぁという人ばかりでないところが(継続するかんじはないが、新しく興味をもつ人もいる……)、場がおもしろくなってる気がしました。
人数も会場も時間も読書だけするのにとても良いかんじがますますしました。
朝早いし、終わるころには色々閉まってるから、1日集中できるのでいい。
●Cさん(女性)
スマホを持っていなかった時代の読書体験が久しぶりにできました。猫の集会という表現がぴったりでした。
空間に対して人が少ない(人口密度が低い)、窓がない地下空間というのも良かったのかなと思います。
●Dさん(女性)
スマホの電源を切り、読書のためだけの空間、時間を持てたことは最高にぜいたくな体験でした。
みなさんの読んだ本の話、読み方(驚きの!)のお話も大変おもしろく、そういったことを共有できたことも大変貴重な経験でした。斎藤さんはじめ、参加された皆様の知識の豊富さ、興味の広さ、言語化する上手さ(自分が話すのが得意でないため…)にも刺激されました。お昼のカレーもとてもおいしく楽しかったです。また参加したいと思います。
umimiさんがオーディブルのことについて語っておられますが、これは斎藤真理子さんが、韓国文学のオーディオブック(USB付書籍)を韓国語で聴いていて読書体験の変容があったと語り、来場者それぞれも朗読を聴く読書体験について語り合ったことに対応しています。斎藤さんのお話の概要は後日アップいたします。
当日、ランチは、ベンガル料理のトルカリに行きました(斎藤さんを含め、有志のみ。ひきつづき会場で読書を続けた方、また散策に出かけた方もいます)。下は2月5日、生まれてはじめて雪を体験したトルカリのアリ・シェフ。バングラデシュ出身です。