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モバイルワークの重要性

テレワークかオフィスワークか。なんて議論が多いですが、まずは働く場所を考えずにモバイルワークに移行してみませんか?というのが今回のお話です。

モバイルPCを導入するが・・・

 モバイルPCを導入する企業から「どうすれば利用が定着するだろうか?」という相談がありました。確かにモバイルPCは手段ですが、別にモバイルが主目的でない人にも使える手段です。人によっては、自分の座席から一歳動かさずに使う。という使い方になる可能性もあります。
 実際、軽量PCなどが普及する以前、デスクトップPCが段々世の中から減っていきノートPCに変わった際にも、どちらかというとデスクトップ的な使い方しかされていないことが多かった様に思います。
 多分、これ働き方・・・というよりは「モバイルワーク」という働き方に移行していなかっただけではないでしょうか?

先にモバイルワークを進める

 モバイルPCの活用を進めるためには、まずはモバイルワークの浸透が必要不可欠です。

 モバイルワークとは文字通り、モバイルを利用して働く「働き方」です。

 例えば、携帯電話を持った。としたら、普通はオフィスの座席以外でも電話ができて便利と感じるわけです。でも、座席に座ったままで利用し、移動する際には充電スタンドに置いて移動する。なんて行動をとる人も多かった様に思います。
 要は、内線電話は座席で使うもの。という非モバイルワークが基本だったための使い方をされてしまっていたわけです。
 つまりは、いくらモバイルPCを導入しても、「PCは自分の座席で使うツール」という認識が抜けなければ、便利にはなりません。単に手段が少し小さなPCに変わっただけになります。

 「携帯電話は携帯してこそ便利に利用できる。」
 ということが定着しなければ、そもそも働き方は変わりません。

 つまりは、「モバイルワークは便利」ということを知って頂くことが先にあります。

「便利」な仕組みを積極活用する

 ただ、モバイルワークをしましょう。と言ってもなかなか活用は進みません。

 そこで重要になってくるのが便利な仕組みの活用です。

 例えばチャットツールなどは皆様にもわかりやすいのではないでしょうか?普段家族間や友人間で行っているチャットの活用を会社の中でも進めていくとチャットを行うためにモバイル利用が進みます。
 人に連絡をとる、確認をする、依頼をする。様々なシーンでコミュニケーションが便利に行える手段がチャットです。
 「便利」が先にあれば、自然とモバイルワークが進みます。
 手元にモバイルがあるなら、メモもPCで、資料の共有などもPCで・・・と活用が進み始めます。まずは、きっかけづくりが重要なポイントです。

 このきっかけは最初から多種多様なものでなくて構いません。
 最初に取り組みやすい、分かりやすい仕組みを定着させることで、モバイルワークの浸透も図れます。

モバイルワークの浸透=場所からの解放

 モバイルワークが浸透すると、デスク以外でのワークが可能になります。多くの人たちがどこでも働けることに気付くことで、今までの無駄(場所を固定すると空き時間の活用などが進まない)を無くし、より効率的に働きことが可能になります。
 固定した場所や物からの脱却が今時の働き方を実現できるのです。

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