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2015年1月の記事一覧

散文 044

ドラマ、世紀末の詩
思い出しちゃった

あんなに仰々しい、愛 とは
のお話だったのに
最後風船に例える所が
妙にシュールだ

すげー例え
期待してたのにな~

クローン家族のお話とか
恋するパン屋のせんりさんの
ぎこちなーいお芝居
1話1話 出来が良いのに

もう一回あの世界を
ゆっくり見よ

散文 043

ふわりふわり
蒼いソラ 心地良いカゼ
どうも 旅立ちを急かされてる

ひっついてる 親は何も言わない
ぎゅうぎゅう ひしめいている
姉弟も 特に語らない

どこ いけるんだろう
せめて 土の上がいいな
まあ何処でも 根を張って
強引に生きていく 自信はある

そうそう
人間の諸君
軽薄っていう花言葉
変えてくれない?
飛んでいくところだけ見て
付けたんだろ

うちら

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散文 号外ー

たいしたことでは
ないのですが

家裁の人のセリフがぐるぐる
どうしてそんなに 花が好きなの
と、問われた主人公が

太古の昔も、死者に花をたむけていた。
遺跡からその痕跡があるようです。
今の人も、昔の人も、
花を見てる時だけは
優しくなれる気がするんです

の様な、セリフが。
ぐるぐる

散文 042

カネや 宗教
銃も ナイフも

ただの 道具

誰も 誰か他人の
時間や感情を
完璧にコントロール
しちゃ ダメだってば

また一握りの 愚かな夢のせいで
殺される

お願いだから 自分で考えること
放棄しないでください
人を操りたい奴なんて
ろくな事考えてないんだから

宗教すら 自分の都合の良い
道具に使うんだから

経済戦争に負けそうだから
火種つくった位に

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散文 041

すべてのモノに
便宜上 名前がある

だれが
空の色 "あお"とつけたのだろう

あお という名前じゃなくても
空は好きだったろうけど

ん?
"そら" ってだれが………

散文 040

小さな冒険者達が
私に 船を出せとせがむ

深い深い藍色の湖面に
真っ白い月
アレをママにプレゼントする

ははーん
こっそり ある物忍ばせ
ちょっとそこまで と
手漕ぎのボートへ

案の定30分したかしないかで
ふてくされる
湖面に静かにしていれば
月がある
捕まえようと動かすと
波で崩れる
泣きそうな 小さな冒険者達に
そっと耳打ち

「はい!プレゼント!」

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散文 039

今日も伸びる
今日も伸びる

ドコを引っ掻いてやろうか

怒らせる
呆れさせる
喜ばれる
悲しませる
疎ましがられる

引っ掻いてみないと
解らないじゃん

今日も伸びる
生きている限り
爪が伸びる

散文 038

ナイフ戦における
絶対致死
胸骨上から6番目
女性なら
左乳房の下に
ナイフを入れれば
8センチで心臓

左傾部から左鎖骨の間
垂直に刃を20センチ
入れると心臓

他 手足の内側 首筋左右の血管
等等

奪おうと思えば
すぐ出来る
そんな儚い命だから
使えるだけ 使い倒したい
私は 思ってます

散文 (今年初) 036

良く見ると 意外と可愛い
カラス
器用に飛んで クチバシで
ゴミ袋と格闘

冷たいのに ゆーっくり泳いでる
池の鯉
カラフルなの黒いの 大小
人影で集合

公園でうっかりリード離して
自由満喫中 飼い犬
人じゃ追いつけるはずもなく
飼い主は名を呼ぶ

空も飛べず 長く水に潜れず
速く走れない 僕等には
文明を盾にするしか
なかった

コンプレックスの
塊が 僕等

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散文 037

キャベツ
レタス
白菜
玉ねぎ

尊敬しています

どこまで剥いても
どの角度から見ても
なんとなく 識別出来る

スゴイ存在感だ

剥いても剥いても
私がいる
剥いても剥いても。