心と身体はどちらが正しいのだろう

以前、テレビを持っていた頃、
好きでよく観ていた番組に
『課外授業ようこそ先輩』がある。

以前にも書いた気がしてきたが、
私はそれの片山右京さんの回がとても好きで
テーマは「君の体は心が動かす」。

母校の小学校の中学年だったかな、
体育館のコースを走るのだけれど、
コーナーの走り方とか、
レーサーらしく図面で説明して、

すると
全員が一人残らずタイムが上がっていって、
それも数回、
全員のタイムが速くなって、

クラスには、
運動が好きな子供ばかりでは無いし、
さすがにタイムの伸びが止まりそうになった所で、

もうこれくらいで無理だろう、
と観ている方も感じた頃、

「君の体は心が動かす」
もうダメだと思わずに、
あと一回だけ、
今までで一番良いタイムで走れるから
やってみよう、

と
これまた全員がタイムが上がって
感動の終わり。

翌日さっそく、
この番組の話をして、いかに

効率よく身体を使う事、
でも最後には、
心の在り方が大切で、
決して諦めない事。

調べると2001年9月放送のようだが、
20年もの間、
私は心の中でこの事を忘れずに
いたけれど、

私があれから20歳年をとったからなのか、
世の中が変わったからなのか、

それではどうにもならない事があるものだと
思う事も起こってきた。

もう13年以上も前から、
いわゆる老眼鏡を使っていたのだが、
さすがにレンズに傷がついて見にくくなったからと
作り直したらなんと
四段階も悪くなっていた。

でも、
それを知らなければ、
何も不自由していなかったのに、
今度はその新しいメガネを外すと
普通の生活も見にくくなってきて、
これは新しいメガネが良くないのではないかと
相談して診てもらったら、

悪くなった目が本当の姿

だと言われて、
なんとも納得できないような、
専門家がいうのだから正解なんだろうけれど。

心を騙して頑張りすぎても
いけないけれど、

自分はできる、
と信じる事もやっぱり大事だと思ったり。

でも、
他の全員がそうだとは
思わないように
したいと思うこの頃。

自分の心も
周囲の心にも
身体にも
優しくできますように。