見出し画像

新年号令和におもうこと

昭和64年の1月7日、
まだまだひよっこだったとはいえ、
すでに私は社会人だった。

天皇陛下崩御下のムード
思い出す。
雨の式も。(黒い傘の丸みがいい、なんてテレビの前で言っていた)

その年の夏に渡仏。
専門新卒で入社した大手アパレルを辞めて。

そう、日本は大変景気が良く、
仕事なんていくらでもあると思っていた若き日。

2年後帰国し、
バブル崩壊を身をもって感じて、

そこから2011年3月11日が来るまでは、
稼ぐことが大人の唯一の楽しみだ、と
信じて。

。。。

人生で2回もの年号変わり。
平成の時は感じなかったが、
今回は、時の流れを感じる。
ずいぶんと長く生きてきたなって。

ファッション業界にいるからなのか
流行の中にいるからこその
個だったり、時代感だったりに
逆らう感じがあるのかもしれないが、

そんな風とは全然違う、
もっと大きな時の流れを。

昭和に生まれて、
ど根性の中で育って、
平和な平成で小さな枠で思い切り働いて。
平成の最後で少し、
考える時間をもらって。

令和では、
最後の大人現役として、
人間として、
大きな視点で考えて伝えて繋がって

長く生きたからこその
人間やファッションの力を
カタチにしていきたいと。

令和元年に存在できたことに感謝をして。

平成の戦争なき平和は、絶対に守らなくてはいけない。

読んでくださりありがとうございます。いただいたサポートは作品の制作や個展開催の費用として使わせていただきます。