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勝手にしやがれを追いかけて#3

結果的にいま、 私の人生をガイドしている映画は、『勝手にしやがれ』と 『巴里を追いかけて』のふたつなのだ、と思う。

それまでの毎日は、 親のしつけに従って、 目標をその延長に置き、それがどのくらい達成出来ているのか、 それを確認するのが、楽しみでならない、 というような。

もちろん、達成なんか全くしていない時も沢山あって、その時はどうしたら良いのかに没頭する。

そんなある日、 この映画たちは、そんないままでに逆らって生きることを 当然のような感じで、価値観がひっくり返る感じで持ってきた。

その前にも服は好きだったし、 工夫して装うことも好きだったかれど、それは「生き方」までとは言えなかったし、誰かや何かを見ながらやっていることだった。

そんな日々をびゅーんと変えてくれた出逢い、 が、私にとっては映画だったのです。それは、 誰に説明もできないことだし、それを信じた自分は、 そこから生きるしかない、という感じで。

どうか、 生きている間に 好きな瞬間の積み重ねとやるべきことが一緒にならないのだろうか。

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