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自分の中に核があるか

パリに住んでいた頃、それまでの感覚とは決定的に違うと感じたことがある。自分の存在についてだ。

日本(東京)では、自分とは、社会の座標軸の中で感じていた、が、
パリでの自分の存在理由は、常に自分発信。

そんな感覚があるとは思ってもみなかったのに、
ある日、レ・アールを歩いていて、ふと思ったのである。
その時の感覚を、いまでも忘れない。

そして、今。あの時の感覚を、再度実感する。
本当に、大きく変わる時だと思う。
信じられる自分を作る時だ。
自信とは、他人から与えられるものでもなく、
成功の先にあるでもない。

自分だけの価値感を、心底信じられて、
だからこその、自分人生のまっとう。
後悔のない人生。

そりゃ、後悔のあるセクシーな人生もいいけれど、
「自分の中のホンモノを信じられる感覚」に勝る喜びはない。
自分の中に、核があるか、だ。

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