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おしゃれは足元、いや靴底から

195schoolには、恐れ多くも「巴里学」と題するものがある。とはいっても、全生徒に対して、マンツーマンでカリキュラムを決めるので、同じ「巴里学」でも、すべて違う。

つまり「パリジェンヌみたいに素敵になりたい」ひとから
「歳を重ねて自信を持ちたい」ひとから、
「生活にアートを取り入れたい」、
「おしゃれと哲学を両方学びたい」方まで。
本気でフランス語を続けている方もいる。

ようするに「今日よりも明日、いい日でいたい、を学びから」というもの。この際、ネーミングはちょっとした私の趣味のうちで、いまでは、生徒の学びの力の方が、勝っている。

なので、私の準備も真剣だ。

そこで、こんな文章を目にした。「フランスでは、初めての靴から革靴を与える」。綺麗な脚を育成するためだという。

歩き始めというから1歳前後だろうが、滑り止めの着いた底の柔らかい肌着に近い感覚のものではなく、踵をきちんと覆うしっかりした靴、がいいのだそうだ。

もちろん、いまとなっては(私の脚は)取り返しがつかないのだけれど、靴においては、最近特に、底の崩れたものが目立つ気がする。そしてその底の上にある脚や姿勢は、やはり美しくない。

一時は、歩きやすいスニーカーがいいのかしら、と思っていたこともあったが、それもいいが、靴選びを軽視してはいけない、と改めて思ったのである。

今日のパフォーマンスも落としたくないけれど、明日の脚や姿勢のうつくしさにも続く今日、でありたい。

どちらにしても、意識して学ぶ、生活を続ける、ということである。

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