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「食」について考え、創造する集団「ごはんクリエイト」(千葉県木更津市)の実践に学ぶ

中小企業の情報ネットワーク「ブランディングクラブ」

株式会社クエストリーでは、「ミッションを掲げ、その実現を目指す」をテーマに、中小企業の情報ネットワーク「ブランディングクラブ」を主催しています。現在の会員は、業種、業態、規模、エリアの異なる25社です。

クラブでは6つのコンテンツを軸にして活動しています。その一つが、年に4回開催する「ブランディングセッション」です。毎回ゲストをお招きし、ゲストスピーチとディスカッションを行なっています。

野口利一さんにゲストスピーカーをお願いした理由とは

10月27日(木)に開催するセッションには、千葉県木更津市の「株式会社ごはんクリエイト」の代表取締役の野口利一さんをお招きします。野口さんとは会員のお一人から紹介され、Facebookでつながりました。

なかなかお伺いする機会がなかったのですが、HPに掲載されている野口さんが千葉大学の学生に向けて講義された講演録を読んで感動したのです。タイトルは「働くということ」ですが、まさに「ミッション経営」です。

すぐにご連絡をして、定期連載をしている毎日新聞社のビジネスサイト「経済プレミア」の取材を兼ねて7月下旬に「舵輪」を訪問。目の前が東京湾というロケーションのお店でランチ、その後お話をお聞きしました。

取材を終えて、10月のセッションのゲストスピーカーをお願いし、ご快諾をいただきました。会員は無料ですが、会員外の方でも5,000円(税込)で参加いただけます。ぜひ、ご参加を!お申し込みは下記をご覧ください。

寂れてしまった地域の課題を食を通して解決していきたい

今回のブランディングセッションのゲストは、千葉県木更津市を拠点とする「株式会社ごはんクリエイト」の代表取締役の野口利一さんです。現在市内で3店舗の飲食店を展開し、熱烈なファンの支持を得ています。

商業の街だった同市ですが、バブル崩壊後に百貨店やスーパーが閉店し、駅西口の商店街も寂れてしまいました。この状況に危機感を感じた野口さんは食を通して地域の課題を解決し、街に再び灯りをともそうとしています。

生産者やハンターともに解決策を考え、共存する道を模索する

また、自身も料理人である野口さんは、地域食材を主役にした料理を提供してきました。生産者から食材を直接仕入れるなかで見えてきたのは、農家の後継者不足と畑の農作物を食べ尽くす鳥獣被害という地域の課題でした。

農家もハンターも収入が上がれば持続可能になると考えた野口さんは、地元の農作物やハンターが狩った獣肉を高く買い取り、おいしく料理し、価値をつけて提供。ともに解決策を考え、共存する道を模索しているのです。

2022年に鳥居崎海浜公園内に開店した地域食材を主役にしたレストラン「舵輪」
ランチメニューの「木更津の恵みポークロールキャベツ」
基本的に生産現場を見学させてもらえる食材を使用

野口利一氏 株式会社 ごはんクリエイト 代表取締役

「ごはんクリエイト」代表取締役の野口利一さん(地元・木更津市生まれの40歳)

10月度ブランディング セッションにご参加をお待ちしています

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