自分の機嫌くらい、自分でとれ!
NHKの連続テレビ小説「らんまん」を見ている
特段好きだったのではないが、何となく草花の写真をFacebookに投稿するようになった。どれも通勤途中や散歩で見かけたものだ。名前も知りたくて、アプリの「Picture This」で調べるようになった。いまではわりかし詳しい。
草花といえば、NHKの連続テレビ小説「らんまん」を、仕事場へ向かう前に見ている。高知県出身の植物学者、牧野富太郎(番組では槙野万太郎)をモデルとしたフィクションだ。これがなかなかおもしろい。
僕の仕事場は文京区千駄木にある。同じ区内に牧野先生が研究の拠点にした「小石川植物園」がある。まだ訪れたことはないが、仕事場からは歩いて30分ほどだ。サンドウィッチでも用意して、天気のいい日に出かけてみたい。
「自分の機嫌は自分でとること」が心に響いた理由
話は「らんまん」に戻る。6月8日の回で、やがて万太郎の妻になる寿恵子(浜辺美波)に、母のまつ(牧瀬里穂)がこう語る。「自分の機嫌は自分でとること」・・ちょっと心に響いたので、すぐにEvernoteに記録した。
なぜ「機嫌」に反応したか。再びFacebookに戻るが、毎日の投稿の最後を「今日も上機嫌でいきましょう!」で締めているからだ。なぜ、このフレーズになったかは長くなるので、ここでは書かない。
Twitterを見ると「自分の機嫌は自分でとること」に多くの人が反応している。「自分でとれない」人が多いのだと思う。それはそれとして、個人的には牧瀬里穂にとまどっている。いまでもJR東海のCMの印象が強いからだ。
機嫌の良し悪しは何かの要素で簡単に変化する
ところで「機嫌」とは何か?コトバンクには「表情や態度にあらわれる気分のよしあし。快・不快などの感情」と書かれている。ということは、上機嫌は「非常に機嫌がよいこと」になる。心が躍っているような感じだ。
自分では物事を深く考える方だと思うが、そのくせ気分はコロコロと変わる。「社長の顔を見れば、機嫌がいいかどうかすぐわかります」と社員からいわれたことがある。軽いショックを覚え、ちょっと機嫌も悪くなった。
さすがにこの歳になると、それほど多くはないと思うが、何かの要素で機嫌がコロッと変わるのだ。例えば「紅茶がおいしい→機嫌が良くなる」「ビールが冷えていない→機嫌が悪くなる」。我ながら単純で幼稚だと思う。
機嫌を取るために、自分の感情を俯瞰して観察する
厄介なのは、機嫌の良し悪しは、思考につながり、行動に現れることだ。だから機嫌良く過ごしたい。機嫌自体はニュートラルだ。機嫌は自分の感情がつくり出している。感情の受け止め方次第で良くも悪くもなる。
自分の感情を観察することで機嫌をコントロールできる。「このことで機嫌が良くなっているな」「これって機嫌が悪くなる信号だ」、こんな風に自分の感情を観察すれば「自分の機嫌を自分でとる」ことができるようになる。
先行きの見えない時代はストレスが多い。自分の感情をよく観察し、機嫌のスイッチを入れ替えよう。ここまで書いて思い出したのは、茨木のり子さんの「自分の感受性くらい、自分で守れ、ばかものよ」。はいその通りです。
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