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復習:コレステロールのこと①

注)家人の脂質異常症をきっかけに食事を見直した奮闘を書いたものですが、コレステロールの排除をお勧めするものではありません。不可能でありますし、また後半でも書きますが、体に必要な成分であり不足すると脳出血などを引き起こすことがあり注意が必要です。

そもそもコレステロールって、

 コレステロールゼロのごま油とか、ドレッシングとか、コレステロールが含まれていないことを謳っている商品がたくさん売られているけど、コレステロールって一体なんなん?
 昨年、家人が脳梗塞で倒れた。軽度だったしすぐにリハビリを開始したので、今はほぼ前の状態に戻っています。しかし、この手の病気は生活習慣が原因のことが多くそれを見直す必要があるそうで。特に何を食べるか、注意が必要とのこと。
 もともとコレステロール値は高かった。むかしから遺伝性の可能性があると本人もわかっていました。遺伝性というのは、体内でコレステロールを生成してしまう人たち、ということだ。「かわいそう」と主治医の前で他人事のように思わずつぶやいてしまうと、医師は「飢饉の時でも生き残れる人ですから、可哀想ではないです」と断言した。
 そうか・・・、それならコレステロールは自前でなんとかしていただき、食事からは摂らないようにすればいいのね、
 そんな素人考えから始まった。

 そこでいろいろ、調べてみることにした。そもそもこれステっロールってなんなの? 血管に詰まって悪さをするものらしい。すぐにインターネットで調べた。すると、
 『コレステロールは細胞膜や身体の働きを微調整するホルモンの原料となる脂質』で、『すべての動物が保有する』とある。つまり、動物由来の食品にはコレステロールが含まれている可能性があるのだ。 
 そこから買い物をするたびに携帯片手にコレステロールが含まれているのかどうかを調べ尽くした。それで分かったこと。それは植物由来の食品には含まれていない、ということ。正確には、野菜にはコレステロールは含まれていない。だけど注意が必要なのは、植物系のものが食品に調理されるまでに油や添加される他の具材に、動物系の素材があれば話は変わってくる。例えばがんもどきや厚揚げ、油揚げなんかは、野菜と含め煮にするとボリュームもあって空腹を満たすのにちょうどいい。油分は野菜の甘さを巻き込んで絶品に仕上がるから、「こんなに美味しいなら一生肉食べなくてもいい」とまで思わせるほどのダイエットの立役者だが、それも植物油ならいいものをラードを使っていたら台無し。とはいえラードは動物性油脂、主に豚の背脂からできているためコクがあって美味しい。『売れる』商品を作るためにわざわざ使う業者もあるから要注意だ。私はむかし一度このラードで揚げた油揚げを買ったことがあったけれど、香りが邪魔して大豆の味を楽しめなかった記憶がある。この経験から油揚げを買うときは必ず後ろの表記を確認するようになった。この一手間でがっかり体験はしないで済むのだからありがたい。
 食品の成分表示を見るようになって、脂肪ゼロの商品がずいぶんたくさんあることに気づいた。乳製品でも、ある。今愛用しているのはあ、脂肪ゼロのヨーグルト。タンパク質強化の商品は、ホールセールの大型店で知っていたけれど、その点に注意していなかった。しかし近所のスーパーにも脂肪ゼロを謳ったヨーグルトは定番として棚に並んでいる。牛乳の脂肪分ゼロも試したけれど、個人的には低脂肪牛乳で手をうつことにした。
 目に見えない、味でもはっきりわかるわけでないもの。それを確かめるのは成分表示しかないわけで、我が家はコレステロールの観点から見ているわけだけど、アレルギーのある人はそういう食品を取ろうものなら命取りだからもっと真剣だろうと思う。過去には、表示がどうだったと問題になっている報道を見るたびに、そんなに細かいことを気にしなくても、と思っていたけれど立場が変わると見方も変わる。痩せるためだけじゃないダイエッターも成分表示を見て選ぶ時代、コンビニでも目的に合わせた成分の食品を買える時代だからこそ、それは信頼できるものでなくてはならないよね。





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