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【不機嫌日記】フィーカのお供、セムラ

零下の冷え込みがなくなったと思ったら、二十度を越す晴天になったり。すでに五月病になりそうな気温の乱高下に、もう作らないと機会がなくなると、慌ててセムラを作りました。

スエーデンの冬季限定、イースター前までのお菓子だそうです。冬、極端に日照時間が短いスカンジナビアでは、コーヒーと甘いお菓子をいただくフィーカの習慣は欠かせないとのこと。

昭和時代には商店街のケーキ屋さんでもよく見かけたサバランに、見かけがよく似たお菓子です。カルダモンの香りの甘いパンをくりぬき、マンデルマッサーという甘いアーモンドクリームを詰め、その上に無糖の生クリームをたっぷり絞ります。そして帽子のように切れ端を載せる。粉糖の雪をふらせるのが定番ですが、これはパッケージ前なのでまだ降雪させていません。

甘くて、優しい香りが珈琲にあいます。

お日様に当たってセロトニン誘導物質が形成できない時でも、この甘さとかおりがあれば幸せになるでしょう。

ついでに、五月病になりかけた、前頭葉の重だるさにも効果的面でした。

アーモンドの香りと、パン作りの集中した時間は舌に甘く心を緩める素敵な時間をくれました。一年前は、手ごねでパンを作れるようになるなんて思いもしなかった。国民の自由意思を尊重したスウェーデンの実情を知りたくて調べて巡り合ったYouTubeのおかげ。

帰れなくても、それぞれの場所で頑張っているYouTuberさんたちに反対に励まされています。ありがとう。

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