【小説】水族館オリジン 4
chapter IV: 町に出れば
崇くんがお休みのときは、二人で図書館の町まで出かけます。この時は崇くんの軽自動車に乗ってでかけました。動物学者ほどアクティブな生き物はいないとは崇くんの弁です。いつも動物を探し、動物の急にかけつけ動物に人生を捧ぐ、のだそうです。動物の病気は待ってはくれない、世の中はインディジョーンズのような考古学者をアクティブリサーチャーと思っているけれどとんでもない、遺物はもはや時をいそがない・・・そうです。すごくかっこよく聞こえますが、崇くんは動物じ