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わが家のTVがSony製な理由

こんにちは、アクセスバスターでございます。
セブ島の温暖な気候で脳細胞が破壊。無気力病発症。友人(TJ)にエッセイとか書いて長生きしろ的な忠告を素直に受けて、noteに投稿する事にした。

この写真は、トンネルに入ってくる路面電車を撮影したものだ。Zeiss Otus 55㎜と言うマニアックなレンズを付けたNikonの D800Eと言うカメラで撮影した。

カメラ選びの知識が無く、キャノンをずっと使っている西脇さん(TJの元上司)に相談した。当然御本人が使っている「Canon」を勧めてくれると思っていた所「Nikon D800E」を買えと言われて、素直に従った。高価なカメラなのにレンズが付いていないと思っていた。カメラ界隈の人には常識だった。

YKK師匠に勧められるまま、Zeiss Otusと言うレンズを購入した。自動焦点レンズではなく、鏡筒にあるダイアルを回して手動でピントを合わせると言う面倒なレンズである。素人にとっては、厄介で、そこら辺のカメラの方がシャッター押すだけで撮影できるのが羨ましかった。そんな訳で、当初はこの二人の友人(カメラ大好き巨匠)の勧めたカメラとレンズでは、まともな写真が撮れなかった。

しかし、この D800EとZeiss Otus55㎜を持って歩くと、色々なカメラマンから声をかけてもらえるのだ。異口同音に「すごいですね〜」と言われる。
これが、気持ちいいのだ。フィリピンのカメラ店では、「あんたの旦那さんは、どこの写真を撮りにきたのか?どこの日本のプロか?」と聞かれ、ご機嫌になって、必要のないフィルターとか買ってしまった。

その後、駄作写真の中に、ごく稀に、良い写真がある事に気が付く。自分が撮影した写真なのだが、これは、D800EとOtusに「撮らされた写真」なのである。とにかく沢山撮影して、その中から選ぶと言うスタイルが僕の撮影スタイルになった。

HDテレビが欲しくなり、SONYのBRAVIAの色が綺麗だと言う事で、Sony販売店に行った。55”のBraviaの映像は綺麗だった。店員が、USBメモリーが直接、接続できる事を説明してくれる。自分が撮影したこの画像をBraviaの大画面で見た。物凄い衝撃を受けた。このトラム(路面電車)の運転手は、女性だったのである。撮影時も全く気が付いていなかった。何しろ、トラムは瞬間的に過ぎ去っていったのだ。更に、トンネル内にある、「悪戯書き」とかが見えた。

これ以来我が家のTVは、Sony製品を買い続けている。もう一つわかった事がある。それは、自分の性格がいかに単純であるかである。もう70歳だから、死ぬまでこのままでいいのだ。