見出し画像

呪術廻戦 作品&映画解説と感想(ネタバレはほぼ無し)

ヘッダーはTwitterの呪術廻戦公式アカウントの配布画像から頂きました。→https://twitter.com/jujutsu_PR/status/1479336245029310465?t=Irmn_m8ylenph6wsbA99Mg&s=19

皆さん初めまして!!そうじゃない方はこんにちは!! ざるそばです。
今回は高校野球…ではなくて呪術廻戦の映画について簡単にお話できればと思います。

映画を見た方もまだ見てない方、呪術廻戦という作品に触れてない方も、是非暇つぶし程度に読んでみてください!

・作品解説

・呪術廻戦とは…?

週刊少年ジャンプで連載しているバトル漫画で、呪術師と呼ばれる人間達が術式と呼ばれる術を使って、人に悪さをする呪霊(人の怨念とかで生まれた妖怪みたいなやつ)や呪詛師(その妖怪みたいなやつを使って悪いことをする人間)を倒していくお話です。
舞台は現代日本の東京で、宮城在住の学生である主人公が呪術専門高等学校に入学して呪霊と戦い、様々な経験を積み人間として成長していく過程を描いてます。
分かる方は「結界師」をイメージしていただければわかりやすいかなと思います。

ストーリーでは渋谷、六本木、京都等の実在する日本の都市や地名がたくさん登場しており、世界観に入り込みやすいです。

現在は18巻まで発刊されており、映画化やグッズも発売されるなど世間でも話題のアニメとなっています。

・作品の特徴

・作風
勧善懲悪風のシンプルなバトル漫画です。ただあくまで私の感想ですが他作品に比べると「友情、仲間」をそこまで強く描写していない印象があります。
また作者の芥見下々先生は同じジャンプ作品である H×H(ハンターハンター) に影響を受けており、H×Hを彷彿とさせるような描写もありますのでジャンプ作品が好きな方にはかなりオススメです。

NARUTOのように、全体(現時点での全体)を通して作品の主要人物がそれなりに死んでしまうある種のシリアスさを持ったバトル漫画であり、少年漫画にありがちな大人や組織の嫌な部分が多々出てきます。
ただ同時に所々でネタやギャグが挟まっており、小島よしおの「はい、オッパッピー!!」が登場したり、みんなで野球をするなどのコミカルな一面も描かれています。(高校野球ファンの私は爆笑しながら見てました笑)



・読みやすさ
ストーリーのテンポが早く、かなりのペースで話が進んでいきますので読みやすいです。また展開が早いので次の展開を予想するのが難しく、そこが多くの読者を惹き付けてるのかもしれません。

またキャラの個性が強く、おにぎりの具しか語彙がないキャラや歩いてしゃべって戦うパンダ、とてもミーハーで今どきの若者らしい内面を持つキャラ、労働はクソだと言い放つサラリーマン風のキャラなど、どれも印象に残る登場人物ばかりです。キャラクターの登場数もそこまで多くなく、覚えるのにもそこまで苦労しないと思います。
どの登場人物も魅力的なので読者の方も魅力的だと感じる登場人物が一人は見つかるのではないでしょうか。
全体的に登場人物はノリがよく私はキャラ同士の掛け合いがかなり好きだったりします!



・読み続けていく上で大変なところ
ストーリー自体は複雑ではないので読むこと自体にはそこまで苦労はしないと思いますが、現在進行系で術師の使う術式の理解には苦労しています。
術式は単純なものが多いですが、なかには複雑なものもあり、完全に理解して読み進めていくのであれば多少苦労するかもしれません。そこはH×Hのような感じがあると感じてます。
恥ずかしながら私自身何度も読み返してますが、完全に理解していない術式も多々あります笑

・映画について

・映画の概要

映画化されたストーリーは本編ではなく番外編、所謂サイドストーリーの章にあたります。漫画でいうと0巻をそのまま映画化した作品です。

舞台は同じ現代日本で、時系列としては本編の1年前に遡ります。
本編(1巻~現在)での主人公は虎杖悠仁ですが、映画での主人公は乙骨憂太という人物で、彼が高専に来てからの呪術師そして人間としての成長を描いており、主人公と仲間の絡みもしっかりと描いています。
本編での主人公である虎杖は元々高専に入る前からそれなりの強さはありますが、今作の乙骨に関しては最初は貧弱なので0から自分自身と戦いながら成長していく様子を映画で見ることになるでしょう。

この物語は主人公の乙骨が呪術高専に入学するところから始まっていき、作品としては基本的な知識が映画の冒頭で出て来ますので初見の方がとっつきやすいです。
また主人公だけではなく、主人公の周辺キャラクターがどういった人物かが分かるような短編が映画の中に組み込まれており、主人公の周辺の登場人物が全くわからないままに鑑賞者を置いてきぼりにして話が進むことが無いように作られております。(それでも細かいところを気にしてしまうとそれなりに疑問点は見つかりますが…笑)

ですので、本編を見たことがある方は勿論、見たことがない方でも楽しめる章を映画化しており、様々な方が楽しめるような工夫がなされていていろんな方におすすめできる映画ですね。
今回の作品は本編と関連のない完全な番外編というわけではなく、本編の物語にも本編の主人公である虎杖悠仁に絡んでくる登場人物が多数いますので、これから本編を読んでいく方への楽しみも膨らんで行くでしょう。

・原作との差異


原作(0巻)がベースとなっているので原作との大きな差はありませんが、相違点としては漫画では描きにくいような迫力あるバトルシーンや原作では見ることの出来なかった登場人物の戦闘シーン、会話の中での心情の変化を描いた回想シーンがあります。
私は原作にはない会話や戦闘シーンをとても楽しみにしていたので、それぞれのキャラクターにそれぞれの見せ場がしっかりと存在している点がとても嬉しかったです。(鬼滅の映画も内容を知っているからとケチらずに見に行けばよかったかもしれない笑)

私は映画を見る以前に0巻を読んでおり、原作との差異を発見することが出来たのでより作品を味わえました。
個人的には先に0巻を読むのもアリかなとは思っています。



以上、ざっくりと書かせていただきました。極力ネタバレを防ぐためにこまかい箇所には触れずにお話させていただきましたので内容に関しては薄くしておりますが如何でしたでしょうか。
普段の野球記事よりかなり短い短編となってしまいましたが、この記事を見て少しでも呪術廻戦に興味を持っていただければ幸いです。

ここまでお読み頂きありがとうございました!



この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?