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思い出す私の100回の夏(前編)

・はじめに

お疲れ様です。ざるそばです。当記事のご閲覧ありがとうございます。
今回のこのシリーズは100回の夏、2018年高校野球夏の選手権大会の私の当時の分析や思い出などを書きたいと思います。完全に自己満で申し訳ないですが備忘録的な意味も込めて書きました。
あの頃私は大変多忙な時期でありそこまで甲子園を見ていた訳ではありません。しかし


私が見てきた夏の中で最も面白かった夏

でした。

金足農の快進撃。大阪桐蔭の横綱相撲、済美のサヨナラ満塁ホームラン まさかのツーランスクイズを浴びた近江 100年に復活の伝統の高知商 ミラクル白山 そして平安の100勝と話題が盛りだくさんでしたね。新鋭 名門 古豪が集まり激戦を繰り広げていました。同時に私も公務員試験、民間と激戦に次ぐ激戦で心身ともに疲弊していたのを覚えています。
そういった夏を思い出しながら書いていきたいと思います。
今回は私の戦前予想メインです。
予想の下に何らかの手段でリアルタイム観戦した試合を記載しておきます。

・ 優勝予想

公務員試験の筆記試験は6月に佳境を迎え、7~8月には面接試験が大量に控えていた。民間組の友人はどいつもこいつも海に行ってBBQや花火だ。人生の夏休みと言われる大学生活の最後の夏休みを満喫している彼らとは裏腹に私は遊びの誘いを断わり続け勉学や面接対策に勤しむ悲しい日々を過ごしていた。
様々な自治体を受け幸い筆記にはほぼ合格していた私は面接試験の対策を必死をしていた。自己分析や公官庁研究の合間に甲子園出場校をおさらいしてSNSや新聞記事を読みながら組み合わせとにらめっこしていたのを覚えている。そんな中でも高校野球は私の頭から離れない。都道府県の優勝速報はしっかりと見ていたし神奈川に関してはテレビに食い入っていた。南神奈川準決勝の星槎国際湘南vs横浜戦はひたすら画面を見つめていたし、北神奈川準決勝の東海大相模vs慶応戦にも心を奪われていた。勿論そんなことしてる場合じゃないし忙しかったが私は僅かな時間に高校野球に触れて甲子園の優勝予想を考えていた。

優勝予想は

本命 大阪桐蔭
対抗 浦和学院 木更津総合 智弁和歌山 近江


である。
木更津総合はいつものように好投手を擁していたが2018年はとくに打線の破壊力に注目していた。監督さんも総合力は歴代最強クラスと評していた気がする。
本命は大阪桐蔭。それ以外も考えたが実力が抜けていたのでそれ以外挙げなかった。
神奈川代表の横浜と慶応はベスト8~16くらいではないだろうかと予想していた。
とくに横浜は16、17、18と甲子園に出ており経験豊富。エースの板川を中心に1ー0で守り勝つチームで16、17程の長打力は無いものの上位進出が期待できるチームだった。
慶応義塾も春の選抜、春県での悔しい経験を糧に好投手生井、渡部の2枚看板と下山、宮尾を中心に粘り勝つチーム。秋、春は打線が課題だったが上手く改善してきて甲子園への切符を掴んだ。

2トーナメントの組み合わせを見て

・神奈川代表

私が最も贔屓する神奈川の出場高校は横浜(南神奈川)と慶応義塾(北神奈川)。
初戦の相手は、横浜が愛産大三河 慶応が中越 だった。16年2回戦履正社や17年の秀岳館のように序盤から優勝候補と当たっていて早期敗退していたので今回こそは…!!と熱が入っていた。
履正社は寺島が凄すぎて唖然としていたし田浦、川端を擁していた秀岳館戦は初回から失点を喫し非常に苦しい試合展開になり敗退しており、正直な話相手が悪かったとしか言いようがなかったと感じている。
そして気合いを入れた今回、組み合わせをしばらく眺めてあることに気付くのである。


慶応義塾初日じゃねえかよ!!!!

相手は新潟の中越高校であり優勝候補という訳ではなく甲子園出場高校では中堅の扱いだったと思う。前評判も慶応の方が高かったはずだ。
しかし慶応は7月末まで予選を戦い、エース生井は準々決勝桐蔭学園 準決勝東海大相模 決勝桐光学園と強豪相手に連投。2番手の渡部が控えているとは言え正直疲労による不安が拭えない。
初戦は生井のスタミナが切れかかる中盤~終盤勝負かと感じていた。

一方横浜の相手は愛産大三河。戦力、経験値は横浜が上とみていた。日程にある程度余裕があるのでホッとしたのを覚えている。

横浜はかなり戦力を分析していた こんな感じだ↓

・春県優勝 春関東ベスト8
・今年の横浜は打線はそこそこ。18年のチームは1ー0の野球を掲げているだけあって守備は結構良い、特に遠藤。終盤追い上げられることが多く打線とエース板川がどこまで粘れるかが鍵。
・投手は2番手には及川が控えていたが不安定さはあり長いイニングは期待できない
・他にもサイドの黒須、万波と枚数はそれなりにいたので県ではひっくり返されなかったが甲子園だとどうなるか
・2回戦でもし花咲徳栄と当たった時撃ち合いになることが予想されるのでここぞという時に粘れるかの横浜の真価が試される。むしろここを勝てれば勢い付くんじゃないか

こんな感じに空想しニコニコしながら殺意に満ちた心で今日もエントリーシートに名前を書き込んだ。

各ブロックの組み合わせの予想・感想

・下関国際 木更津総合 興南のブロック

正直このブロックに私は1番惹かれた。好投手や注目校が揃っていたからだ。とくに下関国際である。
下関国際は初戦から春8強の花巻東 次勝てば川原や七俵ら擁する創成館と西擁する創志学園の勝者 16強では木更津総合、宮城擁する興南や常連の敦賀気比などの勝者と対戦することになる。 下関国際は昨年は2年生が多く監督の発言に関する問題が起きたこともあり良い意味でも悪い意味でも注目していた。
勝ち上がり予想は木更津総合である。別の山からは創志学園を予想していた。

このブロックでリアルタイムで観戦した試合
・花巻東vs下関国際(1部だけ)
・創志学園vs創成館(1部だけ)
・興南vs土浦日大
・興南vs木更津総合
・下関国際vs創志学園(1部だけ)
・下関国際vs木更津総合(1部だけ)

・大阪桐蔭 高岡商のブロック

やはり初戦の大阪桐蔭vs作新学院がキモだと感じていた。
トーナメントが進むにつれて戦力豊富な大阪桐蔭は相対的に優位になる。
大阪桐蔭を倒すなら初戦だろう。 そして目立つ選手は居ないものの経験豊富な選手を揃えしっかりとチームを作ってきた作新学院。上記二校の対決は個人的には初戦の最注目カードであった。

となりの山は旭川大高か高岡商を勝ち上がりに予想していた。旭川大高は沼田を中心に140を越える投手が4人以上居り高岡商も予選では本格派左腕山田と強力打線を武器に他校を圧倒。ただ大阪桐蔭と当たるのが疲労が出そうな3回戦となると高岡商はやや不利か…という印象だった。

このブロックでリアルタイムで観戦した試合
・大阪桐蔭vs作新学院
・高岡商vs大阪桐蔭
・佐久長聖vs旭川大高

・報徳学園 聖光学院 愛工大名電 白山 のグループ

勝ち上がるのは聖光学院を予想していた。春を経験し打線は歴代でも最強クラスと言われていたからだ。
報徳学園は小園がキーマンになるが経験値でやはりチームとして優位なのは聖光学院とみていた。しかしこの試合は非常に面白かったと記憶している。(後述)
ミラクル白山とそろそろ勝ちたい名電もまた色んな意味で注目していた。私は田舎の過疎化している高校が好きなので白山はとくに応援していた。

このブロックでリアルタイムで観戦した試合
・聖光学院vs報徳学園(1部だけ)

・広陵 二松 浦学 仙台育英のブロック

浦学が優勝候補の対抗と考えていたこともあり勝ち上がりは浦学を予想していたが甲子園経験豊富な曲者揃いのブロックだと感じていた。
戦力があるのは浦学だがどこが抜けてもおかしくないと踏んでいた。ただ仙台育英は不祥事による対外試合禁止期間が長かったので経験値が少なくやや厳しいと感じていた。

このブロックでリアルタイムで観戦した試合
・なし

・済美 中央学院 星稜 高知商 山梨学院 慶応 らのブロック

私は星稜を予想。このブロックは正直混戦でどこが出るかはわからないと考えていたが当時2年生の奥川 山瀬 東海林 に加え南保、竹谷などの打者も揃う。投手も奥川の他に寺沢、寺西らが揃い総合力が高いので勝ち上がる可能性は高いと踏んでいた。
戦力ではやはり星稜だろう。
古豪高知商も神宮王者明徳を粉砕した打線でどこまで勝ち上がれるかが気になった。やはり100回の夏に伝統校が出てくるのは感動する。
そして伝統校と言えば神奈川の慶応義塾。中越戦は勝利を予想したが2回戦の高知商と山梨学院戦がどうなるか非常に心配だった。どちらも強力打線を武器のチームであるし生井、渡部が打ち込まれた場合 取り返すのはかなり厳しいだろうと読んでいた。勝つなら5~7点のゲームに抑えたい所。エース生井の出来次第と予想した。
結果としては星稜のとなりの山から勝ち上がるのは期待を込めて 慶応 という予想に落ち着いた。

このブロックでリアルタイムで観戦した試合
・中越vs慶応
・山梨学院vs高知商(1部だけ)
・慶応vs高知商(1部だけ)
・星稜vs藤蔭
・星稜vs済美(1部だけ)

・平安 日大三 光星 明石商 らのブロック

常連の学校と初出場の学校が集い非常に予想の難しいブロックとなったが予想は日大三。対抗で平安だった。平安は100勝目を狙ってくるだろうし選手たちの意気込みもだいぶ違うだろう。(100勝じゃなくてもだが)
もともとこのブロックにはそこまで注目はしていなかったので具体的な話は書けないが日大三の井上、廣澤、日置、大塚が気になっていた。2年生ながら150に迫る速球を投げる投手が2人もおり春の関東大会も準優勝。春の選抜も経験し経験値も十分。三重戦は大差は着いた(0ー8で敗退。中盤まで競る)が面白いゲームだったしああいった負け方は間違いなく選手を強くさせると私は踏んだので期待を込めていた。
今振り返るとこのブロックはとても面白かったのでもう少し調べておけば良かったと後悔している。

このブロックでリアルタイムで観戦した試合
・日大三vs奈良大付(1部だけ)
・光星vs明石商(1部だけ)

・横浜 金足農 花咲徳栄 大垣日大らのブロック

勝ち抜けるのは横浜と予想していた。
上記にも述べたが戦力はやや不安があるが比較的整っていて2年生主体だった去年の甲子園の経験もあり選手の層も厚い。対抗は花咲徳栄。投手に不安があるものの強力打線は全国でも上位。打者は野村、韮沢、井上、羽佐田、杉本、橋本とタレント揃い。投手に若干の不安があり予選終盤何度も追いつかれそうになった横浜はなるべく当たりたくない相手でないだろうか。非常に予想が難しかった。
悩んだ末私は神奈川代表を応援するものとして神奈川の名門に期待を込めて予想を横浜にした。
別の山からは金足農を予想していた。小技を絡め少ないチャンスをものにしてエースの吉田を中心に守り勝つ野球というイメージを持っていた。吉田は予選からずっと投げているので甲子園3回戦だとさすがに疲労もピークだろうし横浜が勝つだろうと踏んでいた。

このブロックでリアルタイムで観戦した試合
・横浜vs愛産大三河
・横浜vs花咲徳栄
・横浜vs金足農

・近江 智弁和歌山 常葉菊川 前橋育英のブロック

勝ち上がり予想は選抜準優勝の智弁和歌山をあげていた。
池田や平田などの投手を揃え打線も黒川、東妻、文元、冨田、根來、西川、林などを揃え非常に強力。経験も豊富で近年でもかなり強い年ではないかと感じている。
対抗は近江を上げた。
近江は春16強で投手は佐合、金城、林、松岡と豊富。とくに林くんは私のイチオシであり変化球のキレが凄い。近江はこのブロックの勝ち上がり予想だけでなく優勝予想の対抗にも上げた。打線も北村、木村、住谷、土田などを擁していた。
1回戦の近江vs智弁和歌山戦は大阪桐蔭vs作新学院に次ぐ個人的好カードである。
その隣には関東王者の健大高崎を破った前橋育英と大阪の近大付が激突する。近大付属のエース大石と守りの硬い前橋育英 ロースコアの見応えある試合になりそうだと感じた。
別の山からは常葉菊川を予想。
打率8割越えの奈良間を擁する常葉菊川がどこまで勝ち上がるか楽しみであった。

このブロックでリアルタイムで観戦した試合
・智弁和歌山vs近江
・常葉菊川vs益田東
・近大付属vs前橋育英

・おわりに

今回は以上になります。
次回にエピソードを交えて書く試合は


・慶応義塾vs中越(TVでフル観戦)
・八戸学院光星vs明石商(twitterでのTL観戦)
・常葉菊川vs益田東(TVでフル観戦)
・横浜vs花咲徳栄(TVでフル観戦)
・横浜vs金足農(TVでフル観戦)
・慶応義塾vs高知商(空港のTVで中盤~終盤だけ観戦)
・聖光学院vs報徳学園(twitterでのTL観戦)
・佐久長聖vs旭川大高(TVでのフル観戦)
・星稜vs済美(twitterでのTL観戦 終盤のみ観戦)
・大阪桐蔭vs高岡商(TVでのフル観戦)
・金足農vs近江(TVでのフル観戦)
・金足農vs大阪桐蔭(TVでのフル観戦)

上記になります(順不同です、すいません)


もちろん1部しか見れてない試合もありますし神奈川贔屓であるので神奈川が多いのはご理解頂けると助かります。
面白い試合、好きな試合というよりは記憶やエピソードが残っている試合を書いていきます。
次回もよろしくお願いします。ご愛読ありがとうございました。

※尚ヘッダーに載せております写真はインターネット上から著者が拾ったものでございます。著作権や肖像権の問題があれば変更致します。

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