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ジョーイ・ボット(2022年 シンシナティ・レッズ)【パワプロ2022 パワナンバー】

ジョゼフ・ダニエル・ボット
Joseph Daniel Votto

CIN(2007 - )

カナダのイチロー

 イチローをリスペクトしていることを公言しており、とにかくストイックなイチローの野球に対する姿勢から影響を受けているそうで、イチローとも親交が深い。ということで自称「カナダのイチロー」と名乗るが、実際内面は聖人そのもの。メジャーリーグ屈指の聖人としても有名で、残した成績もレジェンド。プロ入りから現在に至るまでシンシナティ・レッズ一筋で、レッズを代表するレジェンドと言える。
 残した打撃成績はスラッガーと言うべき数字だが、ボットのプレースタイルは非常に興味深い。広角にライナーを飛ばすバッティングスタイルで、ホームランバッターというよりは中距離打者の極致とも言うべきバッター。それゆえに内野フライの少なさも目立つ。内野フライはヒットになる割合がほぼないこともあり、そういった部分でもある種の究極の打者でもある。
 さらにフォアボールも非常に多く選ぶバッターで、2010年から4年連続で最高出塁率を獲得するというしぶとさも光る。

 2018年以降、打率はそこそこ記録したものの、ホームランが大幅に減少してしまった。2017年は.320 36HRでOPS1超えの無双を見せていただけに、2018年に12本まで減少してしまったのはショックだった。2019年も15本塁打と低迷、天才打者に衰えが来るということも含めショックでもあった。
 しかし2021年、突如パワーが復活。打率こそ.266に終わったが、2000本安打を目前にして猛打を見せ、36本塁打を放った。さらに通算300本塁打もクリアし、通算1000打点も達成。ボットは不滅なのだ。
 2022年は不調に苦しんだシーズンで、打率は低迷。さらに左肩の負傷により結局8月に離脱してしまうこととなり、不本意なシーズンとなってしまった。
 負傷明けで戻ってきた2023年は、本人も「今年ダメなら引退」と語るシーズンとなったが、再びパワーが復活。打率は決して高くないが、長打力が蘇ったのはただただ嬉しい。

2022年成績 .205 11HR 41打点 0盗塁

パワナンバー : 10300 71891 23692
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査定について

 打率が残せなかったシーズンになってしまいましたが、正直言ってこの年齢でここまで数字を残せてるのがむしろ凄すぎる。
 守備面に関しては全盛期は大幅プラスを叩き出していた時期もあり、衰えてもなおまだまだ守備ではそれなりに貢献してくれます。さすがですね。

広角打法

 逆方向に4本塁打を打っていますし、やっぱりボットは広角打法ですよね。

チャンスA

 なんと得点圏OPSが1.030です。勝負師つけてもいいかなとか思わなくもなかったんですが、ボット自身は別にそこまで打点を稼ぎまくる選手じゃないのでここはスルーで。

満塁男

 満塁時OPS1.667だしね。

対ストレート〇、ローボールヒッター

 もちろん全盛期は変化球もしばきまわしてるんですが、それでもやっぱりストレートをボコボコ打ってるんですよね。全盛期査定しろと言われると結構悩みます。
 2022年はローボールヒッター感そんなにないですが、ボットは万全ならローボールヒッターです。低めのボールの捌きが素晴らしいので、ローボールヒッターにしておきました。

ひとこと

 ボットは本当に大好きなバッターなんですよね。いつか全盛期のボット作ったりしたいですけども。選球眼がいいだけじゃなくしっかりと打率を残せてパワーもあるのが本当に凄い。

サポートしてくださると非常にありがたいです。