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【かぎ針】編み物初めてさん向け⑤ 楕円で作るぬい用の靴

こんにちは 193_amimonoのイクミです。
前回は円の編み方について書きました。今回は楕円についてです。
楕円は苦手な方が多い印象です。円をきれいに編める人でも、楕円になると目数が合わなくなり歪んだ形になることもしばしば。レクチャー動画で構造を理解しながら編んでみてくださいね。


楕円を編んでみよう

おすすめのレクチャー動画はこちらです。
この記事で作成する靴は2段の楕円ですので大きな楕円に挑戦する必要はないのですが、今後人間用のバッグやルームソックスを編んでみたい方は練習しておくとよいですよ!

靴を編んでみよう

今回は足囲約4.8~6cmのぬいさん向けになります。
平栗あずさ氏の著書 「てづくり推しぬいBOOK」の11cmサイズの型紙で作成したぬいの足囲が4.8cm(あくまで私が作成したぬいのサイズで書籍が想定するサイズとは異なるかもしれません)、私が所持しているKIYOHARA「ぬいのボディ」Sサイズの足囲が5.8cmでした。

■使用道具・材料
かぎ針4号
ダイソー コットナブル(なければかぎ針3~4号向けの中細糸)
とじ針
手芸用はさみ
ボンド(コットン糸を接着できるもの)

靴本体と靴底を別の色で作りますが同色でも構いません。色を分ける場合は同じ商品の色違いで編まれることをおすすめします。見た目同じような太さの糸でも編んでみると意外と大きさに違いが出て、本体と靴底を合わせた際に違和感を感じます。

ダイソー コットナブル

編み図

詳細を記載したPDF版もあります。

足囲約5cmの編み図

段数が少なくて簡単そうですね。ですが実際に初心者の方がトライすると左右大きさの違う靴が完成します。今回編む靴は同じ大きさの楕円が4枚必要になりますので、少ない段数でも侮らずに一目一目確認しながら編んでいきましょう。

1.作り目のくさりを3目編みます。
2.2段の楕円を編みます。(2段目で14目になります)

2.5cmでした

3.3段目は前段の細編みのくさりの奥側を拾ってすじ編みで編みます。つま先の部分にある減らし目に注意しましょう。(12目になります)


4.4段目はぐるりと細編みで編んで靴本体は完成です。
5.靴底を編みます。靴本体の2段目までと同じです。
6.それぞれ糸始末をして、靴本体と靴底をボンドで接着します。お好みで飾りを用意し接着してください。

完成

安定とは言えませんが・・・一応自立できます。

うまくバランスとってね;

足囲約6cmの編み図

足囲5cmの靴と違うところは2段目編み終わったあとに引き抜き編みで一周編んでいるところです。楕円を3段にすると大きすぎたので、引き抜き編みで調整しました。各段の目数は5cmのものと同じです。

1.作り目のくさりを3目編みます。
2.2段の楕円を編みます。(2段目で14目になります)
3.3段目は引き抜き編みで周りを編みます。(14目)
4.4段目は画像の色をつけた部分を拾ってすじ編みで編みます。つま先の部分にある減らし目に注意しましょう。(12目になります)

5.5段目はぐるりと細編みで編んで靴本体は完成です。
6.靴底を編みます。靴本体の3段目までと同じです。
7.それぞれ糸始末をして、靴本体と靴底をボンドで接着します。お好みで飾りを用意し接着してください。

分かりづらいと思いますが、左が足囲6cm用、右が足囲5cm用です。

編み図ダウンロード

別のサイズで作りたい場合

5cmよりも小さいサイズにしたい場合は
・かぎ針のサイズを小さくする
・細い糸を使用する
・楕円の段を減らす
・楕円ではなく円で作る

逆に6cmより大きいサイズにしたい場合は
・かぎ針のサイズを大きくする
・太い糸を使用する
・楕円の段を増やす
・つくり目を増やす

いずれかの方法で試してみてください。

最後に

初心者さん向けのレッスンは今回で終了です。
ちょっとでも編み物に興味を持ってくださったのならば幸いです。編み物を楽しんでくださいね♪
また何か思いついたら編み図は公開していこうかと思いますので、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました!

ありがとうございました!

第1回:くさり編みマフラー
第2回:四角でねこ耳帽子
第3回:筒状でかんたんな服
第4回:円で作るベレー帽
第5回:楕円で作るぬいの靴


♪Bluesky


♪BOOTHで編み物小物を販売しています


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