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異次元その109アガリトップの役ありリーチ

オーラス南家。
トップと900点差の2着目。アガリトップの状況。
そこでピンフドラドラをテンパイした。リーチせずともアガればトップであるうえにリーチ棒を出すことで下位の条件も軽くしてしまう。

だが今回はリーチにした。
別に牽制という意味ではない。
また、リーチした方が出そうな捨て牌を作っていたわけでもない。
であるなら、どういった意図でリーチをしたのか。

その理由は打点と他家の仕掛けにある。

2着目の私と1900点差の3着目の西家が実は今回ホンイツ仕掛けをしている。役牌が殆ど顔を出してない所を見ると満貫くらいはありそうだ。

そして私は西家の仕掛けと同じ色でテンパイしている。
つまり、この手は同テンの可能性がある。

するとダマでアガれたとして私は3900で西家は8000となるとせっかくアガっておきながらトップを取れないということになる。

それを防ぐためのリーチなのである。
お互い満貫ならダブロンでも捲られない。

役があるからと言ってダマにしていいとは限らない。
ダブロン捲られの可能性がある待ちの場合はもしもに備えてリーチも必要な時があるのだ。

結果、少し離れているラス目の親が追っかけリーチしてきてダブロン。

予想通り西家の仕掛けは満貫。
ダマにしてたら取れないトップをリーチでもぎ取ることに成功したのであった。

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