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みえないものの具現化

ポッドキャスト番組「コーチングのコ」Ep.2(#3・#4)が出ました!ワイワイ!
とってもリアルなセッションが覗けます。「コーチングってどんな空気感なの?」と思う方はぜひ聴いてみてください。
前編がセッション、後半が感想という構成です。どちらから聴いてもOK!

#3「自分に自信を持ちたい〈前編〉」草野美木(Off Topic)
#4「自分に自信を持ちたい〈後編〉」草野美木(Off Topic)

たった30分ほどのセッションの中で、クライアントさんの中に蠢(うごめ)いているもの、気づいていくということがもたらすもの、何よりセッション中に起きている彼女の変化など、たくさんのことが感じられます。

誰かのコーチングセッションを覗ける、って普段は絶対ありえないこと!
なぜならコーチングは守秘義務のもとに成り立っているから。だからこそ聴いてほしいし迷っている人の背中を押すんじゃないかなと思います。

「どんなことを話したらいいかわからない」「うまく話せるか不安」と体験セッションで聞かれることがありますが番組の中でのクライアントさんのテーマの出し方も参考になる。

コーチングは芸術

毎度毎度、セッションを提供する時も受けた後も思うのです。コーチングは音楽と一緒だな、って。
わたしは音楽大学出身でかれこれ20年以上楽器を演奏してきましたが、プロの演奏家は単に「演奏ミスをしない人」ではないんです。その瞬間瞬間、感覚を使って音楽の流れの中にいる。もちろん時代背景、宗教や神話、作曲家のこと、音楽理論などの知識も携えて。
……やばい、全然言語化できなさそう!(笑)
耳だけではなく、全身でその場を感じとり、空気やあり方で対話していくような。
少し話がズレますが小学生の時テナーサックスを吹いていた時は毎日「息が音になって現れるなんてすごい!」と思っていました。身体と楽器が一体になっているのもすごく面白くて、管楽器を選んでよかったと日々思っていたな。息、人のエナジーのようなものが合わさって一つになっていくおもしろさと不思議さ。そんなの、鳥肌立つわけだ!とも。

さて、話を戻してみると。そうだなあ、なんというか、優雅に聞こえる音楽ですがその水面下、背景には精神を尖らせて、集中して、計算されているものがあります。計算され尽くしている。演者だけではなく言わずもがなそれは作曲から。どんな文脈でも(どんな曲でも)洗練された技が息をするように自然と出てくるよう日々練習、試行錯誤していますが、それはコーチになっても同じだと感じます。
このポッドキャストで、普段は閉ざされたものであるコーチングのセッション、プロのコーチの関わり方を覗かせてもらうと、きっと学んだ人にしかわからないものがある。集中力、アンテナをはること、そのボリュームフォーカスの調整など。クライアントさんの中に蠢いているもの、複数のものを同時にキャッチしますがどこをどうキャッチして、どうその場に出してみるかはコーチ次第だし、その音色もフレーズも個性があります。体験セッションの意味は、相性がいいと感じる人とセッションを受けるため、と思っていますがアンサンブルだと思ってみるとおもしろい!迷っている方は難しく考えず、ぜひ直感で飛び込んでみてください。

音楽の道からコーチの道へと進んでいる私ですが、目に見えないものをできる限り体現、具現化していくことにとても関心があるのかもしれません。それから自己鍛錬。スキルを流れるように使えるにはどうしたらいいのかを、気がつけば小学生の頃から楽器を片手にいつも考えています。音楽もコーチングも、人生の経験がすべて音色になることもとてもおもしろいところ。無駄なことなんてない。すべて、本当にすべてがリソース。

コーチングのコ

EP.1と2もぜひ聴いてみてください。
コーチが何も教えてくれないとはどういうことなのか。カウンセリングとは何が違うのか。生のセッションを聞くことで言語化できない何かがご自身の中でうずくかもしれません。

Podcast 番組「コーチングのコ」
ジャケットもおしゃれでかわいいな〜自分の中には、いろんな色があるよね!

番組の中でも話されていますが、予定調和じゃないことがコーチングの面白さだなと改めて思いました。話がどこにいくかわからない。瞬間瞬間から作っていくのは、わたしたちには今しかないということを毎瞬リマインドしてくれているように感じます。出した音は取り消せない。そして常に流れている。

最後にもう一つ。「誰かと一緒にやる」ってとても大きいです。1人でやることは言ってみれば常だからこそ、誰かとやるって意味がある。上達のために、より自由に演奏するためにアンサンブルやレッスンと個人練習を交互に進めていくところも似ているところかもしれません。自分の音を人前で出すことと個人練習は似ているようで全く違うのです。

わたしとのアンサンブルはこちらから!


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