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【5分で読める】あなたは仕事を急遽休めるか(木戸)

*博報堂時代の『心・技・体』…心その⑫

こんにちは、HDAの木戸です。

今日は何を書こうかな、と思って考えてたんですが、今日は身近に起きた日常の問題を、博報堂時代を思い返しながら書いてみます。

今日、息子が発熱で保育園を休みました。午前はランチのデリバリーの仕事があったので、キャンセルできず、母親に午前休をとってもらい、午後の仕事の予定はキャンセルし、リスケジュールさせてもらいました。

今日のタイトルですが、「仕事を急遽休めるか」というテーマで体験をシェアします。

今でこそ、急遽でも仕事を調整できるようになっていますが、博報堂時代は全くと言っていいほどできませんでした。

皆さんも、急遽仕事を引き継ぐことが苦手だったり、うまく休めない人がいるかもしれません。少しでもそんな人たちのお役に立てばと思います。

ちなみに、ちょっと嘘みたいな話ですが、博報堂時代に僕の結婚式当日に電話してきた先輩社員がいました。僕が結婚式挙げてるの知っていたはずなのに。苦笑

電話してきて、「ああ、今日結婚式だったね。ごめんごめん、忘れてた」と言いつつ、そのあと話を続けて仕事の伝言をしてました。

正直、仕事を休めるかどうかは、自分の能力だけでなく、会社の環境や一緒に働く人たちの問題もありますが、以前から今を比べて、急遽でも仕事を休めるよう、心がけていることをシェアします。

①普段の仕事で「人より動く」を意識する
ちょっと題目が分かりづらいですが、普段から人よりもプロジェクト内のタスクを抱えて、他の仲間やパートナー企業の皆さんが手間を減らせるよう動いています。

例えば、小さいことで言うと打ち合わせ後のメールは自分から送りますし、事業戦略とかみたいな領域においても、まずは自分のアイデアを出して、議論のタタキ台にできるよう意識しています。

これは、急遽休む時に支援してもらいやすいという点だけでなく、「また一緒に仕事したい」と思ってもらえる可能性も高まり、新規のお仕事をもらう可能性も高くなります。

もしかしたら、もっと効率よくアピールする方法(例えば、人より動かなくても頭で貢献するとか)があるかもしれませんが、僕はどうしても自分でタスクを背負いたくなる性格もあってか、このスタンスが心地良いです。

②仕事を1人でしない
これはかなり大事なことですね。博報堂時代も、チームで動くことが多かったですし、上司をメールのCCに入れて仕事を進めていましたが、どちらかと言うと、それは仕事におけるリスクヘッジをしておくことが主な目的でした。

会社員時代は、自分の裁量が増えれば増えるほど、一人で動くことも多くなってしまっていました。

なので、長期休暇などで休むってなると、1か月ほど前から分厚い引き継ぎ書を作って、、、みたいなやり方をしていましたが、皆さんはどうですか?

僕は、今はそうではありません。

例えば、NPO法人の仕事も、3年目からはどんどん他の人に入ってもらい、会計や事務手続きなどから他の人に依頼しています。対価としてキチンと人件費も支払っています。

個人事業の仕事も、一人で背負うのではなく、今では仲間と2人、3人で動くようにしています。結果的に、その方が「攻め」の営業活動もできるので効果的です。

ただ、HDAの仕事は、まだまだ軌道に乗せれていない面もあり、自分で動いてしまっているので、そのあたりは課題です。

③人生の優先順位を定めておく
3つ目、非常に大切です。

何度か共有していますが、「マヨネーズの瓶と2杯のコーヒー」の話はご存知ですか?

人生の優先順位を考えさせられる、有名な話です。

僕は、事故後にオーストラリアにいる期間にこの話に出会ったこともあり、その後、博報堂を退職し独立してからは、常々意識しています。

ただ、意識するだけでは足りません。
その意識を、普段から周りに共有することが必要です。

僕は、17時に打ち合わせが入りそうになると、「保育園に迎えに行く時間なので」と言って断ります。もちろん、別の日時を提案しますが。

つい最近、一緒に仕事をしている方に、16時~17時の打ち合わせを申し出たところ、「夕方からは子どもに聞いてみないと・・・苦笑」と言われました。

この人は優先順位が明確な人だなと、素敵に感じて思わずツイートしてしまいました。

普段から、自分の優先順位を明確に、周りに言葉と態度で伝えておくべきです。

もし、自分が家族との時間を優先したいから打ち合わせを調整したいと言ったら、一緒に仕事している人はどんな反応をしますか?

もし、ネガティブな反応が返ってきたら、働く環境を変えるべきです。

では、今日はこのへんで。

このnoteでは、★色んな働き方、生き方があるということをシェアして、結果的に、多くの人が目の前の仕事に忙殺されるだけの人生ではなく、自分の意志で取捨選択した人生やキャリアを歩める世の中になることを願って書こうと思います。僕にとっては、博報堂時代のサラリーマン人生も、その後のフリーの木戸俊介としての経験も、どちらも欠かすことはできません。両方あるから、今の木戸俊介がいると思っています。そういう意味では、特に、今後の将来に対する期待と不安が入り混じる同世代、★29歳~35歳の企業マンに向けて話すつもりで書けたら良いなと思っています。




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