【プレミアリーグ】各クラブの今季と昨季の勝ち点を比較してみる
今季のプレミアリーグはマンCとリヴァプールが最終節までハイレベルな優勝争いを行い、CL出場権もアーセナルの失速によりトッテナムが獲得した。
ただ、リヴァプールの今季勝ち点92は昨季であれば優勝できており、アーセナルの今季勝ち点69も昨季であれば4位以内に入ることができていた。
そこで各クラブの今季と昨季の勝ち点差を調べてみた。
復活したリヴァプールと躍進したブライトン
昨季から勝ち点を10以上増やしたのは「リヴァプール」と「ブライトン」の2クラブのみ。
リヴァプールは昨季CBを中心に怪我人が続出し、一時期は4位以内も危ない位置にいたが、今季は分厚すぎる選手層とともに本来の力を見せつけた。
本来なら優勝しても不思議でない勝ち点を稼いだが、2018-19シーズンの時と同じくマンCが立ちはだかった。
ただ、カップ戦2冠、CL準優勝と充実したシーズンであった。
昨季から内容の良さを見せていたブライトンは期待に応える、クラブ史上初のTOP10フィニッシュ。
ポーター監督のもと若手とベテランが融合している良いクラブである。 ウェルベックも終盤は先発出場する機会が増え6得点を決めている。
今季の飛躍により多くの選手が引き抜かれる可能性があり、戦力をどれだけ維持できるかが来季の鍵となりそう。
監督交代が成功したニューカッスルとトットナム
昨季より勝ち点を伸ばしたクラブで、今季監督交代をしたのが「ニューカッスル」と「トッテナム」。
ニューカッスルは開幕14試合勝利がなく、最下位に低迷した時期もあったが、サウジアラビア資本の介入とエディ・ハウを新監督に招聘したことで
風向きが大きく変わった。
特に後半戦は勝利を重ね続けており、豊富な資金をもとに補強にも期待できるため、来季は上位に食い込む可能性もある。
ソンフンミンの大活躍で4位に入ることに成功したトッテナム。
コンテとソンが頑張った。コンテが居る限りは何とかなるかもしれない。
新監督が結果を出したウルヴスとクリスタルパレス
今季から監督に就任し、プレミア初挑戦となった「ウルヴス」のラージ監督と「クリスタルパレス」のヴィエラ監督も昨季から勝ち点を増やすことに成功した。2人もまだ若いが前監督から上手くクラブを引き継いた。
今季は特に監督が解任が多かったなか、ウルヴスは固い守備を武器に途中欧州カップ戦を狙える位置につけた。
毎年課題であるが、得点が38と降格した3クラブに次いで少なくないものの15勝もしている。
クリスタルパレスはほぼ中位いたが、残留争いに巻き込まれることなく1年を戦い抜いた。
また、王者のマンCには1勝1分と勝ち越し、FA杯も準決勝まで駒を進めるなど随所で結果を残した。
低迷したマンU、エヴァートン、リーズ
昨季2位だったマンUは勝ち点を-16を減らし、今季は6位まで落ちた。
相変わらず評価が芳しくなかったスールシャールをついに解任したマンUだったが、後任のラングニック暫定監督も微妙で低空飛行を続けた。
12年ぶりに復帰したCロナウドが活躍したが、それ以外はあまり明るい話題もなく、結局ラングニックは退くことになった。
さらに、ポグバ、リンガード、カバーニなど今季限りで多くの選手が退団することも決まっている。
来季はテン・バーグ新監督のもと復活を果たせるだろうか。
最後まで残留を争った「エヴァートン」と「リーズ」は昨季から勝ち点を20以上減らし、低迷した。
エヴァートンは、開幕前にアンチェロッティ監督が引き抜かれことが大きかった。新監督に招聘したベニテス監督は結果的に大失敗で危うくクラブ史上初の降格をするところであった。
戦力を考えると上位に入っておかしくない陣容であるが、来季以降ランパード監督が活かせるがポイントになる。
昨季昇格したリーズは躍進した1年でいきなり一桁の9位であった。
しかし、ビエルサフットボールによる疲労がたたり、怪我人続々と増え一時期はぎりぎりの選手層でやりくりするしかなく苦しんだ。
ビエルサ解任という決断を行い、何とか残留に成功した。
各クラブの今季と昨季の順位と勝ち点
昨季から勝ち点を伸ばしたクラブ順位
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