昔のお化粧品

画像1 桃谷順天館の白色美顔水。横顔の束髪婦人に鈴蘭の図案がエレガントです。左の小ぶりな方が右よりも古いタイプだと思われます。
画像2 古いタイプのヘチマコロン。いつ発売されたかは不明ですが、大正〜昭和初期のものみたいです。比較的状態が良く、コルク蓋もお洒落です。ヘチマコロンは復刻版が発売されており、復刻化粧品の中でもクオリティが高いと思います。
画像3 昭和初期頃のヘチマコロン。昔のタイプよりも図案も形も簡略化されています。
画像4 明治42年創業、堀越二八堂(後に堀越嘉太郎商店)のホーカー液。堀越の「ホ」と嘉太郎「カ」でホーカーだそうです。赤い花が際立つ図案で、何となく不安になる配色に映ります。
画像5 明治44年創業、星製薬の「ホシ美化粧水」。星製薬といえばホシ胃腸薬が有名です。化粧水のラベルは劣化しており、女性の背景が赤っぽく変色していますが、本来は紫色です。瓶と蓋の意匠が凝っていて可愛いです。
画像6 戦前の花王石鹸箱です。昔のロゴマークは味があって良いですね。
画像7 桃谷順天館の明色粉白粉です。染織図案を思わせる和風なデザインが可愛らしく、色味に和色が追記されている点が素敵です。
画像8 美容化粧水の空箱です。ラベルが桃谷順天館の美顔水にとても似ています。
画像9 形が特徴的なUTENAのバニシングクリーム瓶。ガラスが重たくしっかりした作りです。
画像10 アールデコ風のモダンな資生堂石鹸の缶です。劣化しているのが残念ではありますが、当時の優れた美しいデザインの一つです。
画像11 戦前の資生堂石鹸箱です。シンプルながら椿模様と花椿のマークが可愛らしいです。
画像12 桃谷順天館の明色美顔水です。リキッドファンデーションでしょうか。
画像13 戦前の資生堂石鹸の缶です。資生堂の石鹸缶はお洒落なデザインばかりで、贈答品でいただいたら気分が高揚してしまうと思います。
画像14 昭和7年発売の高級化粧品「ドルックス 」のヴァニシングクリーム瓶。プラトン社から資生堂意匠部へ転籍した、前田貢によるデザインなので欲しくなりました。シンプルな唐草の曲線が美しいです。
画像15 伊東胡蝶園の御園クレーム。肌荒れを防ぐ効果があり、特に冬には手放せない化粧料だったようです。和洋いづれの化粧も思いのまま。
画像16 桃谷順天館の美顔水。このタイプは昭和9年頃のもの。現行品よりも瓶が小さくて可愛いです。
画像17 頂き物の資生堂脂取紙。定価10銭。瀟洒な意匠です。「昭和絹靴下新色売出記念」の景品だったのでしょうか。
画像18 資生堂のドルックス。全て戦後昭和の容器ではありますが、現行品と異なり凝った意匠が美しいです。
画像19 赤と黒がアールデコらしさを醸し出している資生堂の粉白粉。シンプルな意匠だけれど洗練されていてお洒落ですね。
画像20 明治期らしい図案に惹かれて手を出した伊東胡蝶園「御園の月」。いつ発売したかは不明ですが、明治39年には販売されていたようで、当初の箱は「御園水白粉」と表記されていました。
画像21 伊東胡蝶園の濃化粧専用白粉下「御園の蕾」。この下地を顔に塗り軽く拭き取ってから粉白粉を塗布します。和風の化粧の場合は、下地の上から塗刷毛で煉白粉を付けると綺麗に仕上がるとのことです。値段は大缶35銭、小缶20銭。梅の蕾が可愛らしいです。
画像22 「目の覚める様に輝く髪の艶や 香りゆかしき御髪上げ 思ひのままの髪かたちほんに美事な 出来栄はオシドリ香油の力ゆへ」のコピーで知られた井上太郎兵衛商店のオシドリ椿香油。鴛鴦のイラストが可愛らしいです。
画像23 頂き物のヘチマ入化粧水。ヘチマコロンではなく、マイナーなメーカーのものですね。
画像24 いつの物か不明ですが、明治時代っぽいラベルにも惹かれて触手を伸ばしてしまいました。未開封の井善製椿油です。オリヂナルのwebサイトによると、江戸時代に髪油「井善の油」などを販売していたのが始まりで、明治時代に「井筒屋善次郎店」として全盛期を迎えますが経営難により閉店。「井筒屋油屋店」に引き継がれたようです。瓶底に「IZUTSU」とエンボスが入っています。
画像25 これもラベルが劣化してしまった月の友五百番香水。小瓶で形が良いです。
画像26 高橋東洋堂「アイデアル粉白粉」のセルロイド容器。粉白粉を形態するための容器だと思います。
画像27 東洋合資會社製のスター。この「ータス」に惹かれました。星印も可愛らしいです。
画像28 鈴蘭モチーフが大好きなので思わず手を伸ばしたサーワ固形白粉。粉白粉も同じパッケージで素敵でした。
画像29 上野の下町風俗資料館で見て以来ずっと気になっていた、たまご製鶏玉洗粉。「祝成功特別大缶多量入」のコピーが昔らしく好印象です。
画像30 和洋折衷のデザインに惹かれて手に取った横田化学工業研究所のイナビット洗粉。横田化学工業研究所もイナビット洗粉という商品名も初めて知りましたが、何となくクラブ洗粉ぽさを感じます。