話し言葉の我の強さ

・はじめに

下記記事でも触れた日本語のことについて

日本語は、我々現代人が知らない・使わない言い回しや表現が山のようにあります
日本語の素晴らしいところは、それらを知らなくても話ができて意味が通じてしまうぐらいの多様性と汎用性があるということです、何度も言います
素晴らしい
そこで気になるのが、「話し言葉の我の強さ」
共感して頂ける方がいたら嬉しい限りです

・話し言葉と書き言葉

親しい友人と怖い先輩、この双方に同じ言葉遣いと文面を使用できますか?
何が言いたいかというと、この一言につきます
多分、同じ言葉遣いをできる神経の図太い人はごく一部だと思います
これ、表題にも通じるんです
仕事で相手先の型にメール等の文面を作る時に、ついつい話し言葉を用いてしまうこと、あると思います
話し言葉と書き言葉の違いは割愛します、ご自分でお調べください
我々、文章を書かなくなっていることにより文章作成時に
話し言葉 > 書き言葉
を多用するようになっているんです
多分これ、普段生活して文章を作成する機会が無い人はきっと一生気がつきません
だから話し言葉の我が強くなるんです
言葉は進化しますが、進化した言葉や便利な言葉ばかり使っていると語源力はもれなく退化していきます、お気をくださいまし


・上司のメール文章を見てドン引き

体験談です、昔一緒に仕事をしていたモラハラ上司
売上の数字や目標の数字、部下である私の失敗の数まで事細かに覚えている人格破綻者でしたが、文章作成能力がとにかく壊滅的でした
読むのも嫌になるぐらいの回りくどい言い回し、ダラダラした長文のオンパレード
本人は丁寧に書いているつもりなのでしょうが、ポチからすれば気持ち悪い文章でした
当然そんな文章なので、内容のことなんか一切覚えていませんが
Googleで間違ったビジネス用語・敬語って調べれば出てくるようなことを
大体やっていた、といえばわかりやすいと思います

そんなえらそうなことを言っていますが、そんな私もかつてはビジネス文章が苦手で、おっかなびっくり作りながら年配の先輩に何度も見て貰い指導をしてもらったことがありました
その先輩が教えてくれたことは下記の3つです

  • 内容はなるべく短くまとめる(必要時以外長文にしない)

  • 何を伝えたいのか主語を強くする(これが無いとただの作文)

  • 話し言葉の徹底排除(メールは書き言葉)

この3つを意識するだけで作成する文面が恐ろしいぐらい変化します
私も実際に変化して、むしろメール文章が得意になりました
試しにこの3つ意識してパソコンかスマホのNOTEPADかメモ帳で文章
作成してみてください、多分びっくりしますよ

・文章が書けない人の共通点

これは至極簡単で、本を読まない人ほど文章が書けません
少なくとも私の周りはみんなこれです
学生時代、暇があれば本ばかり読んでいましたが、本から学ぶ
言葉の多さ、言い回し、表現方法、それが今に生きていると思います
何冊読んだかなんて覚えていませんが、とにかく読みたい本は読みあさってきました
始めに書いた、現代人の知らない言葉や言い回しを知るには古い本を読むのが一番手っ取り早いんですよね
映像で学ぶこともまあまあできるのですが、それはまたの機会に
騙されたと思って三島由紀夫や川端康成の本を古本で買って読んでみてください、近くの古本屋コーナーで100円で買えます
格好いい・美しい日本語どんどん使ってモテようぜ日本人

以上


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