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常駐と受託

SEになって3年目。 
今まで本社で受託の案件を担当していたが遂に現場デビューした。
所属する会社では8割の人が常駐のため、新人以外で現場を経験したことがないのは私だけだった。

常駐が多いことは入社前から知っていたが、私は自分の会社で働きたいと思っていた。
なので入社してから3ヵ月の新人研修中は本社で働く先輩とコミュニケーションをかなりとった。
自分がなんとしても受託で働けるように。

当時、受託で働きたい理由は簡単だった。
「副社長と一緒に働きたい」
副社長が案件の管理をしており、受託で働けば色々を学ぶことができると思った。
一緒に働ける一番偉い人(副社長は元技術者)と働ける機会等易々他人に渡してたまるものかと得意のごますりを発揮し、無事に受託で働けることになったときの嬉しさと言ったら。

受託は入社する2年前から本格的に始まり、何も整備されていない状態だった。
先輩と一緒に働けたのは1ヵ月のみであとは多忙でほぼ会社にいなかった副社長にチャットで質問をしてなんとか進める日々。
お客さんへのヒアリング・資料の作成、システムの改修…。
やったことないことを必死にやっていた。
大変だった。けど楽しかったのも事実だった。

去年の冬、体調を崩した。
その時には上司も変わり、先輩も辞め、後輩も別事業所へ行き、同時に抱えるものが増えた。
キャパオーバーだった。
でも今思えば私は忙しいくらいが丁度良かったのかもしれない。

話は先週。急に現場に行ってきてと言われた。
と、言っても親会社に行くだけ。内部と言えば内部。
しかし、その時点で私には問題があった。

①アサインするプロジェクトは元々同じ会社のベテランが行っていたものであり、その代わりに入るというプレッシャー

②初めての現場は会社の先輩と、という話だったのに誰もいない(サポートはしてくれる)

③とにかく新しい環境が苦手

実際に1日働いてみて
①親会社の担当の人が多忙過ぎて質問しにくい(と、いうか私のやることあるか?という感じ)

②なんとか在宅になったので会社の先輩に質問チャットは投げやすい

③気づいたことをどんどん進める、ということができない。

【結論】
受託がよい。

元々常駐が多い会社に勤めて何を言っているんだとも思う。
だが、1日で常駐は合わないと悟ってしまった。
決めつけは早いのかもしれないが、意外と勘は当たる方と自負している。

このモヤモヤした気持ちを発信したくて久しぶりに筆をとりました。

ちらちら転職の言葉も頭を遮り始めた七夕の夜でした。

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