見出し画像

我が至福の温泉 上州草津温泉 草津よいとこ一度はおいで🎵

 普段は地味な読書感想文ばかり書いていますが、2月の特集「至福のサウナ・温泉」という文字を見て、温泉愛が込み上げてきました。

 若い頃から、温泉が大好き。といっても、あちこちの温泉をめぐっているわけではないのですが。自分も含めて友達はペーパードライバーばかり、夫は長距離運転を嫌がるし、徒歩何十分とかの秘湯に行くような気力もないので、首都圏から列車で行ける温泉限定です。伊豆箱根、信州上州、日光鬼怒川etc. 

 その中で一番好きな温泉は、草津温泉かな。
 
 草津温泉の好きな点その1は、温泉の泉質が良いこと。すり傷や肌荒れが治るし、冬場に行くと、その後ひと月ぐらい基礎体温が高くなって、寝つきがよくなる気がする……って、どちらもプラシーボ効果なのかもしれませんが、昔の人たちも草津温泉の効用を信じていたんですよね。温泉街のシンボル、湯畑の手すりには温泉を訪れた有名人の名前が彫ってあるのですが、源頼朝から始まって、戦国時代の武将や戦前の文学者の名前も多数見受けられます(大谷吉継の名前の前で写真を撮るのが我が家の恒例行事です)。

 源泉の数も多く、ホテルによっては、露天風呂と内湯の温泉の種類が違ったりもするのですが、私が特に好きなのは万代鉱です。硫黄泉なのになめらかなお湯で、湯あたりもしない。湯量が豊富なので、だいたいどのホテルにも、万代鉱のお風呂があります。

 お湯が豊富なのは、いいですよね。古い温泉街だと、お湯が枯れかかっていて、老舗旅館以外では温泉を楽しめないなんてこともあります。でも、草津温泉では、かけ流し温泉がある旅館が多いし、万一なくても問題なし。西の河原露天風呂と大滝乃湯、御座之湯と、三つの大きな立ち寄り湯があるからです。
 西の河原露天風呂は、何人ぐらい入れるんだろ。女湯は166㎡と書いてあるけど、とにかく広い。一度、数人しか入っていない時があって、何とも贅沢な時を過ごすことができました(男湯は更に広く、景色も良いみたいです)。

露天風呂に向かう道。本当に西の河原みたい。

 大滝乃湯は『テルマエロマエ2』のロケにも使われた老舗の立ち寄り湯、御座之湯は数年前にオープンしたばかりの新しい立ち寄り湯で、温泉街の中にあるので、足場の悪い冬場でも安心です。

 草津温泉の好きな点その2は、温泉以外も楽しめること。軽井沢で遊んで車で草津温泉に行ったり、二泊する時は二日目に志賀高原や渋峠までドライブしたり。緑を眺めるだけで、気分が上がります。
 まったり過ごしたい時は、温泉街を歩くだけでも楽しい。

湯畑。毎分四千ℓの温泉が湧き出ている。白いのは湯けむり。奥にあるのは足湯。
湯もみショー。お湯をまろやかにする。
昭和レトロすぎる草津熱帯圏。

 草津温泉の好きな点その3は、毎回訪ねたくなるような美味しいお店があることです。

湯畑から西の河原に向かう途中にある「わへい」。田舎蕎麦が美味しい。
バスターミナル横の坂の途中にある「ゆきうさぎ」。ポットの紅茶も美味しい。友達と行くと、この店でグータラしてしまう。

 おすすめの宿についても少し書いてみますね。
 
 子連れファミリーや若い方々におすすめなのが「草津温泉ホテルヴィレッジ」。温泉街から少し離れているので、広々としています。屋内プールもあるし、夏はパターゴルフや本格的なアスレチックコース(本格的すぎて、私は見ているだけ)、冬場はスノーシューと、一日では遊び足りないホテルです。朝夕のバイキングも美味しかったなぁ。

白樺林に囲まれたリゾートホテル。
スノーシュー。ホテルの人が教えてくれるので、初心者でも大丈夫。


 温泉ムードを味わいたいなら、湯畑を見下ろせるホテルもおすすめ。「ホテル一井」は、売店の方のホスピタリティに感動して、次回泊まることにしたホテルでした。大きなホテルなのに、くつろげる雰囲気がいい。

一井の窓からは湯畑が見えました。


 友達旅行や夫婦旅行におすすめなのは、「ホテル クアビオ」。温泉街から数分歩くだけなのに、隠れ家のように思える静かなホテルです。

ホテル クアビオ

 クアビオは、野菜中心の食事も美味しいし、半露天風呂からは、浅間山が見えるんですね。草津温泉で浅間山が見えるホテルは珍しいんじゃないでしょうか。前が大きな谷地になっているので、囲いなどが必要なく、女風呂からの眺めが良いのが嬉しいです(男湯の眺めが良いホテルでも、女湯は目隠しで何も見えないことが多いんですよね)。また、女性客の比率が高く女性一人でも安心して泊まれる(値段的にも、一人と複数で、一人あたりの宿泊料がほぼ同じ)ので、温泉につかってのんびりしたい女性の方には特におすすめの宿です。


 まだまだ寒い日が続きますので、ご家族やご友人と、それにもちろんお一人でも、草津温泉に行かれてみてはいかがでしょうか。

この記事が参加している募集

読んでくださってありがとうございます。コメントや感想をいただけると嬉しいです。