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記憶の欠片の物語

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19世紀のロンドン そこに生きてた「HE」のストーリー
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#ロンドン

記憶の欠片の物語 12

記憶の欠片の物語 12

ロンドンのタウンハウスは当然だが父親の所有物で年に一回貴族院の会議期間中の時に滞在したりロンドンに用事があるときに使ったり。

俺は寄宿学校にずっといて大学に入ってそれからヨーロッパをゆるっと周るグランドツアーにでかけそのままフランスの大学に一年留学して戻ってきた。タウンハウスは家族や他人との共同生活をしなくて済むから楽だったけどうっかり拾いものしてしまい、また誰かとの共同生活がはじまった。

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記憶の欠片の物語5

記憶の欠片の物語5

わたしと彼が自宅にたどり着いてからしばらくして、ドアを激しくノックする音が聞こえた。

トマスがわたしの所に来た。

「フレデリックさま。おやすみの所申し訳ございませんが、急ぎお会いしたいという若者がみえております。先ほどまで、パブでご一緒だったと申しておりますが、いかがいたしましょう?」

こんな夜更けに誰だ?とおもったが
一人心当たりがあった。

「父上に言いつけてお前らふたりを追放する!」と

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