置かれた場所で咲く→咲ける場所に身を置く
カエル男です。
「置かれた場所で咲きなさい」という言葉が好きで、モットーにしてます。ノートルダム清心女子大学の元学長、故・渡部和子さんが仰ったことだそうで、同名の書籍もベストセラーになってます。
今あなたが身を置く環境で、不平不満を言わずに、努力できることをやり続けましょう、みたいな励ましの意味合いで捉えてます。特に社会人になってから、そうだよなぁ、と思う様になりました。
入社してから営業の仕事について、キラキラしてたイメージとは違う、泥臭いことをする日々。もっとカッコいいことがしたいなぁ、インパクトのある仕事がしたいなぁ、とぶつぶつ文句を言ってましたが、そんな時にこの言葉と出会いました。
文句を言っても始まらないんだし、今できることを頑張ってやろう。そうしたら、いつかきっとやりたいコトが出来るはず…みたいに思えて、真面目に取り組んでました。
そんなこんなで、希望する部署に異動もでき、やりたかった仕事にも携われて、あー良かったなぁ、と思ったものです。それから何度か異動してますが、その都度、今の仕事でどうやって楽しく取り組めて活躍できるかなぁ、的なことを考えてます。
今でも、その考えに変わりはないのですが、そうでない考え方もあるんだなぁと思いまして。
同僚が転職したんです。昔から知ってる人で、どちらかと言うとチャラついてる感じで、そんなに真面目に仕事をしていないタイプの人でした。どことなく、会社の社風とも合ってなさそう、そんなイメージです。仕事がつまらない、面白くない、みたいなことも言ってました。
そんな彼が転職して、外資系企業の日本法人で働いてるんですが、仕事が楽しいんだそう。本人の価値観ともマッチしてる様で、仕事が面白い、と真剣に取り組んでます。周りからの評価も高く、バリバリやってるみたいです。
なるほど、置かれた場所で咲ける様に頑張るのも大事ですが、咲ける場所に身を置く、という考え方もあるなぁ、と思いました。
「置かれた場所で咲きなさい」の本が出版されたのは、2012年だそうです。まだその頃は、終身雇用・年功序列が当たり前で、転職という選択肢は、珍しいことだったような気がします。
時代が変わり、人材の流動性が高まり、今では転職・副業・複業が、だいぶ一般的になってます。置かれた場所、という固定されたモノでなく、咲ける場所、という風に、変動するモノとして捉えた方がしっくりくるのかもしれません。
この辺りの考え方も、時代とともにアップデートしていかなきゃいけませんね。「置かれた場所で咲きなさい」という言葉を大事にする感覚は、これからも変わりませんが、咲ける場所を探す、どこでも咲ける様に努力する、みたいな考え方も取り入れていきたいと思う次第です。
では。