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180日で会社をやめるワニ、あと159日

今年、会社を辞めて独立しょうとしている自分にまさに当てはまる記事がありました。

一番重要なのは会社内におけるポジションではなくて、市場における市場価値である。課長、部長、それ以上のポジションのどんな人でも、会社を辞めてしまえばただのオジサン、オバサン。大事なのは、市場において自分がどれだけの市場価値をアピールできるかです。「課長やってました」や「部長やってました」は市場におけるその人の市場価値を示すものではありません。

そこには、市場のニーズというのもあると思います。ニーズに合わない能力をいくらアピールしても誰もその価値を認めてくれません。

やはり、日頃から自分が会社という組織から抜けたら・・・何ができるか、どんなスキルがあるかを考えて置く必要があるでしょう。

それは私が最初に勤めた外資系のコンピューターメーカを退職して地元に戻ってきた時に痛感しました。日本の大手と比べれば規模は小さいものの、それでも多いときは3000名以上はいた規模の会社です。地元に戻っても、再就職は楽勝、楽勝とおもっていましたが、橋にも棒にも引っかかりませんでした。
履歴書を書いて送った会社なんて100以上あるでしょう。バブルが崩壊した後ということもありますが、殆どが不採用。返事すら来ない会社もありました。
その時、人生最大の挫折を味わいました。自分って、会社辞めたらただの人なんだ・・・と。それまで、その会社でやってきたこと、頑張ってきたことなんて誰も何も評価してくれない。当時、その会社でやっていたのは独自OSの中型機以上のシステムなので、割と高価なシステムです。田舎に来ればそんな高価なシステムを導入している会社なんてありません。時代は既にダウンサイジング(懐かしい言葉)で、Windows PCや、Unixワークステーションに向かっていました。
幸い、年齢もまだ20代ギリギリで若かったこともあって、なんとか、今の会社に採用されました。

その時思ったのは、独自OSの中型機マシンのメーカに努めていて、そのノウハウがあると言っても、田舎の会社でそんな高価なマシンを導入している会社なんてありません。自分のスキルが市場のニーズと一致していなかったわけです。
これからは市場のメインストリーム(要は旬のもの)を追いかけて、そのスキルを身に着けよう、そうじゃないと、自分の市場価値が上がっていかないと思いました。

当時はまだWindows3.1が全盛期で、Windows95が出るか出ないかぐらいの時期でした。それと同時に今はもうないSunのworkstationやunix系のマシンも多く使われていました。Windows系とUnix系を比べると・・・どうも、Windowsの出来がよくないのと、当時のMicroSoftの殿様商売(我が左側を通れば、左側通行的な・・・)がどうも気に入らず。Unix系の勉強をしたいが、Sunや他のメーカのworksationなんて、とても個人では変えるような価格ではありませんでした。
そこで、目をつけてたのがPCUnix。普通のPC-AT互換機で動くUnix系OSが出始めた頃です。当時はFreeBSDとLinuxが人気が高かった(他にも色々あったけど)のですが、私はLinuxにしました。当時、PCといっても30万円以上はしたと思います。(最初はPentium 75MHzだったなー?16Mしかメモリなかった)自腹で買って、LinuxをインストールしてLinuxの勉強しました。

Linuxをインストールしてみて驚いたのは、これがPCで動くって凄い!そのポテンシャルに未来を感じました。もし、これが、MicroSoftのどてっ腹に風穴を開けることになれば面白いことになるだろう・・・と。
今、どうなっているでしょうか?当時はMicroSoftは肩で風を切ってIT業界の中を渡り歩いていたと思いますが、徐々にLinuxに驚異を感じ、攻撃を仕掛けるようになりました。MicroSoftの社長がスティーブバルマーの時代です。

まー、さすがに言っていることは無理あるなー、と。アメリカ人らしいモノの言い方でもあります。逆にそれだけ驚異を感じているのだろうと思いました。

今、MicroSoftは社長も代わってどうなっているでしょうか?さすがにLinuxや他のオープンソースが世の中にこれだけ認知され広まっているともう無視できない。これらと協業するようになってきています。当時は考えられなかった、MicroSoftがLinux版のソフトを出すようになっています。

私はその頃Linuxを始めたころからLinuxやオープンソースのコンセプトが好きで自分で色々と試していたりしました。その頃は企業もまだ、オープンソースに対して懐疑的でオープンソースを業務システムに導入するのを禁止している会社もありました。その後、徐々に認められ、今は我々のIT業界ではオープンソースなしでは成り立たない状況になっています。

私は、まだLinuxがオタクの趣味だった頃、これが業務に使われるなんて誰も思わなかった頃からLinuxを始め、オープンソースに取り組んできています。こういったところのノウハウを活かして、自分の市場価値というのアピールしていこうと思います。

会社を辞めるまであと159日

100ワニをパクって退職エントリでバズろうとしたけど、全然バズらなかったワニ。 副業のオファーあればよろしくお願いします。 Twitterのフォローもよろしくおねがいします。@180wani