180日で会社を辞めるワニ、あと122日

コレを読んで頂きたい。

コンサルが嫌い過ぎて背信行為に走るSIer、自らが尊敬されない訳を考えたほうがよいぞ

私もSIerのはしくれなので、気持ちはよくわかる。しかし、コンサルタントと、SIerではそもそもの視点が違うのである。ゴールとしているものが違うのである。

SIerはあくまでもシステムの開発、完成をゴールとしている。発注元が受入、検収してくれて初めて売上が立つ。この売上を上げるのがゴールである。

しかし、コンサルタントはほとんどが委任契約であり、自社の売上をあげることがゴールでない。（勿論、それなりの対価は要求するが）依頼元、お客様のビジネスに直接影響する変革を及ぼすことである。

SIerはシステムが完成したと言って喜んでいるが、発注元にしてみればそのシステムは数ある「道具」の中のひとつにすぎない。その道具を使って何を実現したいのか、発注元のユーザにしてみれば、システムの完成はゴールではなく、そこからがスタートなのである。

でも書きましたが、技術者の社会的地位、評価は低いです。特にIT業界は。それはIT業界、SIerの古き商習慣、御用聞きから抜き出せていないから。発注元のユーザのビジネスの変革に寄与するよりも、システムを完成させて売上を立てる方を重視しているからなのである。

私もSIerの端くれでSIゼネコンを頂点とするピラミッドの中にいるからよくわかります。所詮、このピラミッドの中の階層が1階層や2階層上に上がったところで、根本的に何も変わっていません。SIerは御用聞き、発注元のユーザに言われたものをそのままの通り作るよりも、発注元のユーザのビジネスの変革に訴えなければこの先、生き残れません。それは、コンサルタントがやっていることと同じです。

ご用聞き体質のITベンダーにいるなら、とっとと転職すべし。コンサルタントを非難するほど実力があるとしたら、転職先はコンサルティング会社でもOKではないか。

まさにその通り。なので、私はSIゼネコンを頂点とするピラミッドの階層の中にいる単なる兵隊にはなりたくない。コンサルティングを目指すのはそう言う意味である。

会社を辞めるまであと122日