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Twitterのリストラで日本のIT業界の雇用は変わるか?

米ビックテックのリストラ、特にTwitterのようなリストラのやり方を見て、あんな風に日本でもリストラできたらいいのにな・・・と思っている経営者もいるらしいが、このリストラを契機に日本のIT業界の雇用は変わるだろうか?

確かに・・・Twitterはヌルかった。不要な人材を抱えすぎで赤字をタレ流していた。それに「喝!」を入れる意味でイーロン・マスクは大鉈を振り回したのは理解できる。堀エモンも、「そんなもん、だいたい数百人いれば十分なんじゃない?」と言っている

しかし、この筆者が言っているのは日本が働き方改革になって、働き方がヌルくなったと言っている。ん・・・それは確かにそうかもしれない。否定も肯定もしない。しかし、それによって企業の成長、IT業界の成長にブレーキがかかっていると言っているが、それはちょっと違うんじゃないか?

経営者としては当然、より多く働いてもらいたいに決まっています。有給は休んでいながらも給料は変わらないわけですから、経営的な目線だけで考えれば単純にロスになります。実際に年5日の有給消化義務づけが始まってから「仕事がまわらない」とこぼす経営者を多くみました

https://news.yahoo.co.jp/articles/6350c76cce5482361797d1f2ea8d34019b387a78?page=2

働き改革前、電通の女子社員が飛び降り自殺の事件の前は、日本のIT業界の労働時間は青天井だった。開発の途中で仕様追加をネジ込まれ、でもスケジュールは一切変更なし。トラブルが起きれば昼夜関係なく、徹夜で対応。サービス残業も当たり前、てなのが常識だった。

その、時代に戻れと言っているのか?

そうでなければ企業は成長できないと言っているのか?そうでなければ生産性が上がらないと言っているのか?(生産性で言えば、働き改革前も後も、変わらず日本は低い)

と、言うか、働き改革前のそういった無茶な働き方を前提として会社が成長している(していた)というのであれば、それは明らかな間違いである。経営者として、考え直さなければいけない。どちらかと言うと働き改革後で正常形になったと言える。

上の記事のように企業ぐるみで社員が、持ち帰り残業、サービス残業の方向に仕向けて、その無賃労働によって企業が利益を上げて成長、発展していたと言うのであれば、そしてそれがなくなることによって企業が成長、発展できないと言うのであれば、ただのブラック企業である。

企業、組織は人権を尊重した今の働き改革後のやりかたでも、ちゃんと利益を確保し、成長発展できるようでなければならない。それは経営者の役目である。それができないなら淘汰されて当然である。

100ワニをパクって退職エントリでバズろうとしたけど、全然バズらなかったワニ。 副業のオファーあればよろしくお願いします。 Twitterのフォローもよろしくおねがいします。@180wani