180日で会社を辞めるワニ、あと133日

以前に、ジョブ型雇用が日本でも広まっていくだろうという件について書きましたが、

実際、アメリカでのジョブ型雇用はこんなです。

ジョブ型雇用になれば、社員は「3つの階級」に分断される（ダイヤモンド・オンライン） - Yahoo!ニュース

こんなのが、今の日本にすぐ根付くかというと疑問です。アメリカは、終身雇用という文化がないし、雇用が元々、流動化しているからいいんでしょうが。ひとくちに「ジョブ型雇用」と言っても、日本流にカスタマイズした形なのか、部署、職種を限定して導入になるのではないかと。本当に、アメリカと同じようになるには、まだまだ何十年もかかると思います。

ジョブ型雇用になると日本のように最初は新人で採用され、現場で実績を積んで、管理職、経営陣というルートはありません。一生、職務は同じです。キャリアップしたければ、一旦退職して、自分で学び直してからじゃないと上の階層で採用されることはありません。

日本じゃ、新人は金の卵扱いですが、逆にジョブ型雇用だと、新人は何のキャリア、実績もありませんので、採用にかんしては不利な立場に追いやられます。

うーむ・・・最近、日本でジョブ型雇用が騒がれているのは、雇用の流動化の建前で、社員を全員、有期雇用社員化して、会社都合でいつでも解雇できるからじゃないのかと勘ぐってしまいます。間違った使われ方をされてしまうと、日本の労働社会全体が疲弊してしまいます。

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