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180日で会社を辞めるワニ、あと99日

今この時代に時間外残業を従っている人が200万人もいる・・・だと?

これは色々な意味、捉え方があると思う。
一昔前はブラック職場で長時間労働が当たり前、サービス残業が美徳とされていたが、働き方改革でそのような無茶なブラック職場が改善され、ホワイト化しているというのに・・・
むしろ、職場としては健全な環境になってきているのに・・・

その反面、昔よく言われてきた「生活残業」がなくなってきているという意味だと思う。報酬面でも会社によっては基本給を低く抑えておいて、時間外で残業することにより平均水準に達するような給与体系の会社も多い。そういう会社は社員が時間外で残業するように誘導しているのである。

これは昔から、日本の社会で矛盾しているといわれていることで、同じ仕事を二人の社員に与えたとする。ひとりは優秀で効率よく仕事をこなし、定時前に終わらせたとする。もうひとりは要領が悪く定時前におわらせることができず、残業して仕事を終わらせるハメに。

普通に考えれば定時前に仕事を終わらせた社員の方が評価は高いはずが、給与と言う面でみると優秀な社員はこの仕事では残業代が付かない。要領が悪い社員の方は残業代が付くのである。評価の高い優秀な社員の方が報酬面では低いという矛盾を生んでいる。

日本の企業ではまだまだ勤務で稼働した時間に評価が比例するという風習が抜けきれていない。優秀でテキパキ仕事をこなし定時で帰る社員よりも、要領がわるくモタモタして深夜まで働いている社員の方が「頑張っている」と評価されてしまうのである。

仮に、完全に成果主義で成果で評価される制度だったとしたら、更に残業して会社に残りたいと思うだろうか?一定の成果が出せたら、今日のノルマが終わったらなら、皆さっさと家に帰るだろう。

私が最初に勤めた外資系のコンピュータメーカでは東大卒が上司だったことがあった。その上司は毎月出力される時間外残業のレポートの時間数をみて、各個人を回って「あなたは、残業が多いですから頑張ってますね」、「あなたは、残業が少ないので頑張りが足りないですね」って言って回るのである。とても東大卒がやるようなことではないと思う。「残業のレポートなんて毎月自動的に出るんだし、そんなの自分だってデキルゼ」と思っていた。

日本の企業は稼働した時間で成果を評価するシステムから脱却すべきだと思う。

会社を辞めるまであと99日


100ワニをパクって退職エントリでバズろうとしたけど、全然バズらなかったワニ。 副業のオファーあればよろしくお願いします。 Twitterのフォローもよろしくおねがいします。@180wani