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小さな癌のものがたり その1 発症
熱が出て一週間下がらなかった。節々がだるくインフルエンザのような症状だった。令和四年二月二十二日オミクロン株がピークを迎えている時期だった。しかし咳も全く出ず、鼻水もなかった。この時はコロナじゃないといいなと思っていた。自分が所属している事業所では、コロナ禍が始まって二年以上経っていたがまだ一人も感染者が出ていなかった。皆が自分が最初の感染者にはなりたくないと思っていた。自分も同じように一号には
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toshi_180です。血液の癌にかかりました。血液の癌といえば、皆さん白血病が頭に浮かぶと思うのですが、わたしがかかったのは真性多血症という、聞き慣れない病名です。確率は1/5万人だそうです。自分が癌だと知って目眩がして、しばらく何もやる気がなかったのですが、どうして判明したか、どんな治療をしているか、これからどうなっていくかを書いていくことで、記録を残して読む人に何か役立てばと思い書き始めまし
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