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ロシア紀行 part 2 モスクワ編①

1日目 関空~広州~モスクワ

往路で使ったのは中国南方航空。朝早い飛行機だったので、前日の夜空港に移動し、ラウンジで雑魚寝しました。10月末に関西でダウンコートなんか着てる人いなかった(気温20度くらい)けどいい布団になりました。同じ便で関空からロシアまで行く人はあまりいなかったよう。経由地の広州は中国の南のほうで、気温30度と暑く、ダウンを持っていたらジロジロ見られました。

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奥2つ京劇のお面が描かれたウィスキーボトルに、来るべきショーに思いを馳せるなど……

無事乗り継ぎにも成功し、モスクワに着いたのは夜の21時頃(現地時間)。大好きなロシア、神々をみてからはまた行きたくて行きたくてたまらなかったロシア……着いた瞬間「ロシアの匂いがする……」ってやりたかったんだけど「スゥ~(息を吸い込む音)いや寒っ冷たっ!」となってそれどころではありませんでした。過去2回来たときは9月だったからこんなに寒いのは初めて……

空港からマルシュルートカという乗り合いバスみたいなのに乗り、モスクワ中心部へ。そこからメトロとバスを乗り継いで宿を目指します。

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バスなども着く大きな駅「キエフ駅」。ロシアのヴァクザール(長距離列車の発着する駅)は、その駅の所在地ではなく行先の地名がつきます。

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ブレブレ。なんか駅の横に大きな広場があった。左奥に見えるものは通称「文化人アパート」。ソ連時代に文化人たちがたくさん住んでいたらしい。「スターリンクラシック様式」という、デーンとして中央が高くそびえたつ建築がモスクワにはいくつかあります。

前回滞在した時に買った「トロイカ」というICカードでメトロもバスも運賃を払いました。基本、観光地はメトロだけで回れます。三日券とかもあるけど、もとがとれるほど使ったことはないです。なぜならロシアは広すぎ&観光地がデカすぎて、1日に何か所も回ったことがないから……と個人的には思います。基本ICカードにチャージして使えばいいかと思います。

あまりちゃんと確認せずとった宿がバスがないと行けないところだった(一度も乗ったことなかった)ので不安でしたが、ロシア人に住所を見せて教えてもらいました。ロシアの建物には通りの名前と番号が書いてあるので助かる。

宿についてベッドを割り当ててもらい、一息ついた……さぁ明日も朝から出かけなきゃいけないからカメラとスマホとパソコンの充電をしよう……と思って、日本から持ってきた延長コードをコンセントに挿し、パチッとスイッチを入れると、

「ボンッ」

あれ? 急に真っ暗になった。なんか変なにおいする。周りが騒がしくなってきた。えっ私? 私がやったのか!?

とパニクっていたら電気が復旧したのもつかの間、さっきチェックインしてくれた宿の男性(マッチョ、坊主頭)が「日本人の女の子はいるかい?」と言いながら部屋に入ってきました。日本で知り合いにロシア人怖そ~と言われるたびに「そんなことないよ! 初対面の相手にあまり笑わないだけで本当は皆優しいんだよ」と言っているけどこれはさすがに怖い。ちなみに彼の名はマクシム。語学力の限界により何も言えず、最大限申し訳なさそうな顔をして延長コードを差し出して謝りました。大抵の電化製品は250Vくらいまで変圧できるけど、日本で売ってる普通の延長コードって100~125Vくらいなんですね……海外用もあるので良い子の皆はそれを買おう。

そんなわけで初日にガラクタが増えました(捨てた)。辛いので推しの写真を眺めながら寝ました。他の電化製品に影響なくてよかった……ロシア初日何もしてない。