俳句 彼待つや
彼待つや薄桃にじむ七変化
プレバトの次回(6月6日)のお題:初デート
分けて書くと
彼待つや
薄桃にじむ
七変化
季語は?
紫陽花(あじさい)は、仲夏(ちゅうか)の季語。
仲夏は6月です。
七変化(しちへんげ)は紫陽花の別名であり、紫陽花の子季語でもあります。桃色、水色、紫など様々な色、様々な種類があり、色が変化することもあるからだそうです。
場面
生まれて初めてのデートの日。
昨夜はドキドキして眠れなかったな……ちょっと早く来過ぎたかな……?
そう思いながら待ち合わせ場所に立って、彼氏を待つ女性。スマホを買うために就活をしているので、信じて待つしかありません。
待ちながら、なんとなくまわりを見ると、可憐に咲いている一輪の紫陽花が目に留まりました。オフホワイトに仄かににじむ薄桃色は、まるで自分の胸のときめきのように淡く、頼りない色でしたーー。
一方、彼氏はレジに長蛇の列ができて、40分残業。
帰りのバスが遅れていて、待ち合わせの時間に10分ほど遅れて到着すると、見覚えのある傘をさした彼女と目が合いました。
詠んだ日
2024年6月3日
35句目
※上記の物語はフィクションです。
photo©whaleaya16
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