「1人の人物」に「2つの性格」を付けると面白いキャラクターになる話
性格というと1人につき1つという感じがしますが
もしかしてそれは思い込みで
「2つくっつけたら簡単に面白いキャラを作れるんじゃないか?」という考察です。
頭の良いキャラを描こうとすると
「テストの成績1位」「真面目」「地味目な外見」「メガネ」
運動の出来るキャラを描こうとすると
「明るい」「体格良い」「社交的」「人気者」
などのテンプレ的な要素を入れるのをまず考える人が多い気がします。
テンプレとかベタというのは悪い意味で使われることも少なくないですが、大事な要素です。
パッと見でそのキャラを印象付けられれば文字での説明が減りますし、なによりわかりやすい。
その反面、物語には意外性も必須です。
全部が予想できるような話には何も楽しさがありません。
しかし物語を作ることに慣れていない人は、
そのキャラをそのまま描いてしまいがちな気がします。
つまり真面目なキャラを描こうとすると、そのキャラの真面目な部分だけを描いてしまう。
でもそのキャラに魅力を感じる瞬間は、そのキャラがやらなそうな事をした瞬間が多いのではないかと思います。わかりやすく言うとギャップですね。
自信家のイケメンが気弱なところを見せた瞬間。
プライドの高い貴族が庶民的な事に興味を持つ瞬間。
無表情のやつが笑顔になる瞬間。
天才と言われるやつが影で努力していると知った瞬間。
性格を2つ付けるというのは
基本的な表の性格と、意外な裏の性格と言えるかもしれません。
ただその2つの性格は必ずしも正反対のギャップである必要はなく、
例えば真面目なやつが想像以上のバカ真面目だったりしても良いでしょう。
自分がストレートに性格をそのまま描いてしまいがちなので、反省の意味も込めて書きました。
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