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人生という舞台の主人公

この世は舞台、人は皆役者
あなたは教えてくれた 小さな物語でも自分の人生の中では 誰もが皆主人公


最初の言葉はシェークスピアの名言で、2つ目はさだまさしさんの歌「主人公」の中の歌詞である。人生という舞台の主人公は自分自身であり、自分の意思をしっかりと持って人生を歩んでいく励みとなる言葉だと思う。

しかし一方、何か引っ掛かるものを感じないだろうか。

人生という舞台や物語とは、「生まれてから死ぬまで」のことである。

さて私達には生まれた時の記憶はなく、死ねば記憶は消失してしまう。すなわち我々は自分が生まれた時のことや死んだ時のことを人に語ることはできないのだ。

これは、自分が演じている舞台のオープニングとエンディング(おち)を全く知らない事に等しくはないだろうか。

舞台に遅刻して途中から鑑賞し、そして終わる前に出ていってしまう。これで舞台の醍醐味を鑑賞できるとは到底思えない。


生物という個体は遺伝子が悠久の時間を旅するための乗り物にすぎない

これはイギリスの生物学者であるリチャード・ドーキンス氏が提唱した説である。私は詳しくは知らないがこの説には様々な批判もあるらしい。

しかし人生の始まりと終わりを永遠に知る由もない我々の身体は、やはり何か大きな力に操られた遺伝子の乗り物に過ぎないのではないかと、浅学な自分は思ってしまうことがある。


有難うございました。皆様のご意見を是非お聞かせください😊

ちなみにさだまさしさんの「主人公」はとても良い歌です。ぜひお聴きください(^。^)

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