見出し画像

量子力学・エネルギーとご縁の話し

最近の思索をnoteにまとめてみたいと想います
⭐️FacebookやInstagramに書いた投稿を加筆訂正したものです

①意識と定点の哲学

まずは量子力学?脳科学?心理学?的なテーマから…

人は誰しも、意識するしないに関わらず「今ここ」を生きていて

それはある意味「定点」といえます

電車の椅子に座りながら、窓から見える景色が変わる様なもの

景色が変わることで、私は定点(今ここ)にいながら、進んでいることを実感していますが

隣にいた乗客が途中で降りた場合…私の記憶には先ほどまで隣にいた人が、その人の印象全て

実際には、彼には彼の定点があって(言語的に矛盾するかな?)、彼の定点も下車した先に進んでいるということ

そう…彼も彼にとっての「今ここ」を生きているから、彼の時間も進んでいるのです

しかし私の時間・定点では、彼は過去の登場人物でしかなくて

これが意識の時差…

彼も彼の「今ここ」を生きているのに、自分の定点に居ないことが彼を「過去の人」にしてしまう脳内の現実

昔の恋人が、意識の中では昔のまま…という幻想・妄想を男性が持ちがちですが(苦笑)

現実は?否、真実は?

つまり…自分の目を通した現実(この場合は過去)は、現実の全てではないということ

下車した先で成長した彼が、乗り換えでまた同じ電車に乗ったら?それは同じ彼であっても、過去の彼ではありません

しかし過去の彼を基準に考えるから「アイツは変わった」となったり

変わった▶️成長もしくは劣化
変わってない▶️過去の維持

「お前、変わってないなぁ…」
なんて言っても、彼は過去の彼ではなくて、

過去の彼を基準にするから、「アイツは変わった」などと、勝手に裏切られた気分になるんですよね

彼やアイツが歳上でも歳下でも同じこと

だから私は誰かと久々に会っても、相手の「今ここ」が動いている前提で話すようにしています

特に女性は、過去の教え子など歳下であっても…
結婚し母になっていたりと、男性より「乗り換え」の本数が多いはず

だから必ず成長している前提で話す様にしているし、その上で変わらぬ普遍性(根本的な気質など)を懐かしく感じた時…

「変わらないなぁ〜」と言っています

実際、若々しく綺麗であれば必ずそう話しかけていたり(ここは私のラテン気質かな?)

相手を過去の印象だけで観でしまえば現実に驚いたり、嫉妬したり、幻滅したりするわけで…

相手の定点も動いていると認識していれば…歳下を尊敬し、歳上を敬えるもの

老害の根本原因は、定点の時差が大きくなることでの不安障害(だと想うから…)

常に多様な人との交流をすべきだし、他人が持つ自分に無い良さを認めることが大切ですね

「普通のサラリーマン」
とか
「普通の奥さん」とか言うけれど、普通なんて存在しなくて

普通という曖昧な定義に踊らされるから、人は大事なものを見失うのだし

普通のサラリーマンや普通の奥様がいるなら、普通のダンサーはいないのか?という話しなのです

普通という幻想は…
同じ電車の同じ椅子に座り続ける人を指すのでしょう

しかし…定点は動くもの
同じ電車の同じ椅子に座っていても、電車は進んでいて

もしその電車が脱線したら?
普通の電車なら脱線などしませんが…

しかし100%脱線しないという保証はないわけで
それは人生で起こり得るアクシデントの様なもの

人によって車両を変えたり、急行に乗り換えたり、駅を出て歩いて進んだり…それぞれの定点は動いていて

人によっては目的地がわかって進む人
目的地が途中で変わる人
目的地そのものを探している人

など100人いれば100通りの目的地があるのです

だから自分の定点だけで周りを観るべからず!

街も変わり、人も変わるもの

変化は動いている証し…つまり生きている証しなのです

地球は自転🌏して、太陽☀️の周りを公転していますよね?

科学者はどう言うかわからないけど…
私的には地動説も天動説もアリ!

量子力学のイメージ画像


②エネルギーのお話し 

さて…量子力学は、エネルギーの世界にも置き換えられますよね?

先日、全国からプロの施術家さん達が教えを仰ぐスーパー施術家/肘井 博行先生のエネルギーセミナーにご招待いただき、参加させていただきました!

感じる・送る・受け取る…
正にエネルギーは見えないけど存在するもの…

例えば電気
スイッチを入れて機械が動くから「在る」と理解出来るけど…
意識しなければ、日常で電気や磁気を感じることは少ないでしょう

このセミナーでは…
○自分の実態を感じ
○相手との境界を感じ
○相手と繋がること
○そこからエネルギーを循環させること

これを一つの基準に、様々なワークが展開されました

印象深かったのは…
境界線…境目について

自分のカラダと他人のカラダの境界が見えるからこそ、互いのパーソナルスペースを理解出来るし…

スペースを侵害することなく
違和感なく出入り出来たり、

正にコミュニケーションそのものなんですね!

それを施術に転用するというのが、エネルギーセミナーの特徴だと感じました

意識と現実において
見えないエネルギーや、微妙な違和感を感じ取り

場を整え…相手のカラダを(本人に取って)最適な状態に導くこと

意識や場・カラダにおいて相手と共調することで、エネルギーは循環し、勝手に整うのですね

カラダの本能は不快より快を求めるもの

もし施術家が「俺が治してやろう!」などという姿勢なら、共調出来るでしょうか?

稀に出来たとしても…それは依存心の強い患者との共依存に過ぎません

「俺が治してやろう!」タイプの施術家は…治療効果が出ない時、治らないのを患者のせいにするでしょう

自分や相手を感じることは、コミュニケーションの基本でもあります

相手に触れる時…
手を当てることを意識すると、自分の手が境目になって邪魔します

肘井先生は「手を無くす」と言われましたが…

良い意味で手を忘れ、手の存在を消すことで…相手も触れられた手に意識がいかず、共調するのですね

これが本来の「手当て」なのでしょう

昔ダンス指導で私が「腰を入れて!」と言うと、ウエストを動かす生徒がいました

私が想う腰は丹田周りや骨盤なのですが、彼女が想う腰はウエストという認識の違い…

施術や治療においても
「腰が痛い」という患者さんがいう腰は、腰のどの辺なのか?を理解せずにズレたら…当然共調出来ず、治るものも治りませんね

見えないエネルギーというと、何か神秘的な感じがするけれど…

生き物には、生体エネルギーが満ちています
地球に電気や磁気があるのと同じこと

自分を整えると
相手を感じられて
エネルギーを循環出来る
結果…お互いが整い楽になる

手で感じた「モヤっとした違和感」は正しくて…

そこに手を当てることで、相手が緩み、改善することがリアルに体験出来て驚きでした

セミナーを通じて良かったのは…
表面の動きでなく、中身の動きの感じ方と伝え方を大切にされていたこと

そこに心理的な要素が加わり、明確な施術効果が出るのが素晴らしいのです

明確さを感じ取れるから基準を持てて、施術の現場で活かせるのでしょう

治療や施術ということが目的でなくても、エネルギーというものの捉え方、意識の仕方、扱い方などが明確に伝わるセミナーでした!

自分がどう感じて…
相手がどう感じるか?

この感覚を磨くことは、アートや表現の世界はもちろん、武術やビジネスにも通じるコミュニケーションそのものの学びです

肘井先生が元競輪選手の長谷川さんをモデルに実演!
プロ施術家さんも真剣に学習
私も混じり体験しました!

ちなみに私が企画したTRY ANGLEコラボセミナーに、肘井先生がゲスト参加された時…先生は見事に即興で舞うムーブメントをされました!

正にエネルギーの体現でしたね(存在感も抜群でした)

③ご縁のお話し

生体エネルギーについて書きましたが…様々な運動はそのエネルギーによって起こり、ダンスは正にエネルギーの表現です

私はエネルギーの表現を探求してきたわけですが、そんな中…遂に体験出来ました!

私の身体観で最もインスパイアされたボディワークが、昭和の偉人・野口三千三先生が創始された野口体操です

私が野口三千三先生の著書に出会ったのは、野口先生がお亡くなりになってから…

先生の著書から、カラダに関する哲学をたくさん学び影響を受けていて…

重力エネルギーから、生命や銀河に至る渦・螺旋のエネルギーの知識の基盤は全て、野口先生の著書から学びました

先日、野口先生から継承されている羽鳥 操先生のFacebook投稿〜blogを拝読して…

何と!野口先生が江口隆哉先生(日本のモダンダンスの先駆者)に師事されていた頃のお話しが聴けるとのこと

もうこれは行く選択しかありません!

野口先生没後に野口体操を指導する方は何人も知っていて、これまでもお誘いを受けてきましたが…全てお断りしてきました

野口先生の体操メソッドだけでなく、思想も受け継ぐ羽鳥先生に習わないと、何か違うのではないか…と想っていましたから

メソッドの表面だけを真似した亜流には、その指導者の雑味が加わっている気がして…

本流である羽鳥先生に学ばないと意味がないし…しかし土日は指導やイベントがあったりしてチャンスがなく

ようやく実現したのです!

羽鳥操先生と講座後に!

軍国主義の時代にしなやかな運動・体育を提唱し、学校教師として野口先生が指導した子供達が、倒立歩行や鉄棒の大車両をしていて、全国から教育関係者が見学に訪れたという逸話は有名ですね

生前の野口三千三先生
アクロ体操やアクロヨガの遥か昔…昭和14年に組体操が!
野口先生考案のバランプレーはその後にパクられまくって、体幹トレーニング用品になっていますが…オリジナルは野口三千三先生です!

東京芸術大学で美術家達に人のカラダの在り方を指導したり、演劇関係者に多大な影響を与えた野口体操は…
動きにおいてダンスとの共通点がとても多いです

モダンダンスを真剣に学んだ野口先生が、表現の世界から運動メソッドの世界にシフトした理由や

そもそも何故ダンスを学ばれたのか…?それらを全て知ることが出来ました!

そして何より…羽鳥先生に直接指導を受けることが出来たのが素晴らしい体験でした

羽鳥先生は野口体操を継承するだけでなく、実証を示す本物!

「からだに貞く」
「おもさに貞く」
…を体現されていましたね

しなやかでカラダの質量を完全に活かしながら動かれるので、ナチュラルな美しさなのです

綺麗を外側から…つまり表面的なカタチで作るのでなく
中身を動かした結果、美しいムーブメントになるという

つまり自然な繕わない動き
「自然直伝」…ですね
⭐️「」の中は全て野口先生の著書のタイトルです

野口体操に関する著書の数々

野口体操は、私にとって最も肌に合うムーブメントでした!

ダンスのフリームーブや、ウェーブ動作
新体道のわかめ体操などに共通する動き

ルイジスタイルをベースとしたジャズダンスのロールアップ、ロールダウンに通じる動き
…などは本当に気持ち良くて

フロアムーブも瞬発動作でなく、体内の重さをコントロールしての動きだったり

特にジャンプなどは…
脱力しつつ、体内質量でバウンディングした後に跳ぶので

自発で跳んだのでなく、勝手に浮力が掛かって跳べた感覚で…全く疲れません!

真下と真上の空間軸(天地軸)さえ保てば、無限に跳べそうな気持ち良さが初体験でした

まるで床がトランポリン化した様な感覚
カラダ全体の重さが跳ばせてくれる感覚

野口先生のダンスとの接点を感じさせるワークも楽しくて

ワルツのステップや2ステップにターンを混ぜたステップ、更にペアダンスで互いのセンターに作る軸など…

これがダンススタジオなら?ステップのカタチや順番から教えられるでしょうね

野口体操ではダンス的ステップを、自然に動くの為のテキストとして行うので…

これこそ学校体育にダンスが取り入れられた、当初のスタイルだったのでは?と実感!

女子体育連盟の松本千代栄先生に、羽鳥先生が野口先生のメッセージを伝えられたお話しも素敵でしたね

イサドラダンカン(世界のモダンダンスの始祖)継承者・Barbara Kaneさんのワークにも通じる自然さで、野口体操がダンスと親和性あるのは納得でした

バーバラさんのダンカンダンスWS

シンプルだけど心地良く…
カラダにもココロにも良い

現代のダンスメソッドは「型の為の型」になってしまったものが多く…

何故その動きになるのか?
が問われずに、形式化している現場も多いと想うので

エクササイズという型にも成り立った当初のコンセプトが必ずある為、それを知るのは意味あること

野口体操から、戦前戦中戦後のダンス教育を垣間見る経験が出来て最高でした!

羽鳥先生とペアを組ませていただいた時…
先生が私を信じて脱力してくださり、ペアダンス状態の合成軸が整ったのが気持ち良かったです

動きが芯から柔らかな人は、ココロも柔らかいですねぇ

本当にご縁は不思議な必然だと感じました!

実は朝日カルチャーセンター新宿に行くのは11年ぶりで…

この日は河野智聖(コウノ チセイ)先生の講座にゲストで呼んでいただき、対談させていただいたのと同じ6/1という奇遇(おそらく必然!)

センターのスタッフの方と、その事をお話ししていた矢先に河野先生が通り掛かるという…
これこそシンクロニシティ!

河野先生、すーさん、大長さんと

仲良しのすーさん(葛西康介)さん、そして今や新極真会のチャンピオンを育てるトレーナーの大長弘明さんは、河野先生の教えも受けた方々で…

その大長さんによって、肘井先生の存在を知ったというのもご縁ですね

素直でエネルギーの熱量合う人が、ご縁で結びつくのも…宇宙の摂理なのでしょう

必然に感謝なのです!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?