アーモンドを食べ過ぎると鼻血が出るって本当?
アーモンドを食べ過ぎると鼻血が出る、という話を聞いたことはありませんか?
硬いものを集中的に食べることで鼻の中の弱い部分が刺激されて出血するとか、血行が良くなりすぎて血管が切れて出血するとか、言われますが、これらに医学的根拠はありません。
むしろ、アーモンドは血液をきれいにして血管を丈夫に保つのに役立ちます。
その根拠は、主に2つあります。1つは含まれている脂質です。
アーモンドに含まれる脂質のほとんどが、オレイン酸に代表される不飽和脂肪酸です。オレイン酸は、血液ドロドロの原因である血液中の悪玉コレステロールの量を減らす効果があります。
もう1つは、アーモンドに豊富に含まれるビタミンEです。ビタミンEには血液中の悪玉コレステロールの量を減らしたり、血管を広げて血行を良くしたりするとともに、酸化を防ぐことで血管を健康に保つ働きがあります。
ただし、過ぎたるは及ばざるがごとし。アーモンドには油分や食物繊維が多いため、食べ過ぎると消化不良を起こしたり、下痢をしたりすることがあります。1日20粒くらいを目安にお召し上がりください。
参考資料
アーモンド – 日本ナッツ協会 (jna-nut.org)
カリフォルニア・アーモンド協会
数十年の研究により注目される、アーモンド摂取が心臓の健康に与えるメリット (almonds.jp)
ビタミンEの働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット (tyojyu.or.jp)
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