軽そうに見える奇妙な孤独
私が、なにげなーく洗い物をしながら、カチャカチャと、食器を重ねていたとき。
結婚する前の主人。
「すごい……、自分が寝ていて、部屋の中で人の音がする……!」
いや、どんだけ孤独なんだよお前。
と、哀れが過ぎて、泣きそうになりましたが。(笑)
結婚後、二年目。
昨夜、カチャカチャと洗い物をしながら、ふと、そのことを思い出し、主人に聞いた。
「ねえ、まだ、洗い物の音するとうれしいの?」
すると、
「そうだねえ、うれしいよね」
と、言うので、「君のその病はいつ治るんだ」と、笑った。
いや、本当、いつ治るんだろうね。(笑)
少しわかる気もするけど、そこまで感動したことはない私の軽い孤独と、
主人の軽そうに見えて、けっこう重い孤独が、ひっそりと同居している夜でした。
一緒に過ごして、楽しいことをたくさんして、少しは、普通になるといいなあ、といろいろ悪戯もとい、からかって遊んでるんですがね。(笑)
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