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チャリ旅ルートの作り方

「自転車で四国一周しようや」
大学生の時、高校時代の友人からのこの誘いで私の人生は大きく変わった。
個別の旅の話は別の記事にでもするとして、その四国一週の旅以来、自転車旅にハマって日本中を自転車で走り回った。
自分としてはとてもナチュラルに旅をしているのだが、たまに「どうやってルート決めてるの」とか「よくそんなに引き出し持ってるね」なんて言ってもらえることがある。
日帰りのコースでもそうだがどの道でどのスポットを走るか、どこまでも自由にカスタマイズできるのだが自由すぎるが故にどうしていいのかわからないという人もいるかもしれない。
地方自治体が提案しているサイクリングコースでもよし、YouTuberたちが紹介してくれているコースでもよし、なんでもいいと思う。しかし自転車旅の楽しさはその自由さにあると思う。
ではどうやって自転車旅のコースを決めればいいのか。私なりのやり方を書いておくので参考にできそうなところがあれば取り入れてみてほしい。


Step 0:情報収集

これはステップというより日頃からやることである。そして最も重要なステップである。情報なしには旅のルートなど組めない。具体的な情報収集の方法としては以下のようなやり方がある

自転車系Youtuberをフォローしておく

便利な時代で、さまざまなyoutuberの方々が日本中、世界中で自転車に乗っている動画を上げてくれている。気になるお店や絶景スポット、コースなどを探してみよう

Instagramで自転車系、カフェ紹介系アカウントをフォロー

こちらもインスタグラマーなる方々が日々様々な情報をアップしてくれている。気になるところは保存でもしておこう。

〇〇イチを探す

日本には様々な一周系コースがある。有名どころでいくと、ビワイチ、アワイチ、カスイチなど。
一周系コースは真面目に一周してもいいし、一周を基盤に寄り道スポットを見つけてコースを外してもいい。

ヒルクライムコースを調べる

ヒルクライムコースで山のこちら側と向こう側で観光するというようなルートを作ってみると色々楽しめる。日本には山がたくさんあるのでいくらでも楽しめる。

googlemapを眺める

行ってみたいなぁと思う地域をgooglemapで眺めてみよう。評価の高いカフェや観光地が表示されているのでポチポチと詳細をみて気になるところがあったらお気に入りに保存しよう。
他の方法で調べて見つけた気になるところも基本的にgooglemapでお気に入り登録しておくのがおすすめ。

Step 1:旅のテーマを決める

まずは旅の主目的を決める。例えば私の場合は以下のテーマをよく使う。

芸術祭

最近は日本各地で芸術祭が開かれている。ある程度広いエリアに点在する作品を自転車で巡ることで作品のみならずライドも楽しめる。瀬戸内国際芸術祭などは特に自転車で行くメリットが多い。新潟の大地の芸術祭もヒルクライムを飽きるほど楽しむことができる。

ヒルクライム

日本にはたくさんの山がある。それらを登ることを目的にその周辺を見て回るコースを作るのもおすすめ。〇〇ラインと名前のついた道は大体景色が綺麗なので探してみよう。(ただし血反吐吐くほど登る覚悟がいる)

温泉

温泉宿を目指すルートも非常におすすめである。走り切った後に汗をながす快感を表現するには言葉では足りない。

〇〇イチ

日帰りでできる一周もあれば、二日くらいかかる一周もある。とにかく一周は楽しい。湖なら反時計回り、島なら時計回り。逆で走ると同じルートでも違う景色を楽しめる。

Step 2:google mapで点と点を繋げる

情報収集でお気に入り登録しているところがあればそれらを繋げてみる。ないならマップを眺めてレストラン、カフェや温泉、絶景などはないかと調べてお気に入り登録をする。自分が1日に走れる距離や獲得標高からして無理ではない場所を選ぶようにする。

お気に入りのピンがある程度溜まったらそれらを繋げていく。
まずはスタート地点、次にゴール地点(大体は宿)を決める。そして立ち寄りたい場所を軸にコースを引いていく。その中で補給できるポイント(レストラン、カフェ、コンビニなど)は何箇所か目星をつけておく。
旅の途中で輪行するなんて技も取り入れてみると周れるエリアが広がったりもする。ローカル線だと1日に数本しか電車がないなんてことも普通にあるので田舎に行く時は時刻表を調べておこう。

Step 3:現地で臨機応変に対応する

行きたかった店が休業日だった。道路が土砂崩れや工事中で通れない。大渋滞で楽しむどころではない。当日体調がすぐれない。などなど想定していないことは山ほど起こる。それが旅というものでそこまで楽しんでやろうという気概が必要だ。トラブルが発生した場合は落ち着いて、次どうするかを考える。道の上で悲観したり怒ったりしている時間は一番無駄である。
臨機応変に対応するためにもあるといいアイテムは以下のものである。

  • 輪行袋

  • 補給食

  • モバイルバッテリー

  • パンク修理キット(タイヤレバー、携帯空気入れ、タイヤチューブ)

  • ゴム手袋orウェットティッシュ

  • 六角レンチ

これだけあると結構ピンチでもなんとかなったりする。旅の際の持ち物にはぜひ入れておこう。

とにかく大事なこと

ピンまみれになるくらいでちょうどいい

自分が気になるとか、行ってみたいと思ったところをメモするなり保存するなりしておくことが大事である。googlemapで保存しておくとルート作りの時に非常に楽になる。ラベルを作って、絶景スポット、グルメ、カフェ、お風呂、など分けておくとルート作りの時に楽になる。
と、ここまで色々書いたがこれもあくまで私の場合であって、それぞれの楽しみ方があっていい。もしルート作りに困っている方がいれば参考にして頂ければと思う。

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