U25チケットの記録(二兎社)
*2022/11/23 加筆・修正
ユースチケットの記録。
今回は二兎社編。
二兎社とは?
大石静さんと永井愛さんによって設立された劇団。
作風としては、風刺的な現代劇や実在の人物を題材にした評伝ものが多い印象。
と言っても、堅苦しい感じではなく、結構笑って楽しめる部分もあるのが特徴的。
現在期間限定で、国際交流基金の公式YouTubeで、「ザ・空気 ver.3」という2021年の公演が全編視聴可能。
チケット情報・販売時期
東京芸術劇場での公演だと、毎回U25チケットが用意されている。
東京芸術劇場のサイト、二兎社のサイト、チケットぴあの三箇所で購入可能。
記録①:私たちは何も知らない
会場:東京芸術劇場 シアターウエスト
日時:2019年12月20日(金)18:30
U25 ¥3,000
座席:B列10番台
B列となってるものの、A列はなく、実質1列目だった記憶。
初の二兎社で一列目だったので、とても緊張した笑
物語は、雑誌「青鞜」にまつわるもので、平塚らいてう等の実在した人物たちが登場。
上のトレイラーで流れているようなラップが冒頭とエンディングで使われていて、いっそ全編ラップにして和製ハミルトンみたくしたら面白いのではと妄想しながら観劇。
記録②:鴎外の怪談
会場:東京芸術劇場 シアターウエスト
日時:2021年11月27日(土)18:00
U25 ¥3,000
座席:C列1桁台
こちらもC列とかなりの良席で観劇。
主演の松尾貴史さんをはじめ、池田成志さんや木野花さんとベテラン勢の芝居を間近で見られて感激。
松尾貴史さんは、妻や母にうだつの上がらない、頼りなさげな森鴎外の雰囲気がぴったり。
成志さんは劇団☆新感線の舞台同様、胡散臭さがそこはかとなく漂っていて、そこがいい。
木野花さんはおそらく一番ご高齢なのに、誰よりもテンションが高い芝居だった。
(瀬戸さおりさんとの嫁姑バトルが熱かった!)
物語の面白さもさることながら、出演者のアンサンブルが見事だったなという印象。
記録③:歌わせたい男たち
会場:東京芸術劇場 シアターイースト
日時:2022年11月23日(水)13:00
U25 ¥3,000
座席:G列1桁台
卒業式での国歌斉唱をめぐるお話。
2005年に初演、今回が再演だそう。
劇中、歌で人の心を動かすところに、ミュージカルっぽさを感じた。
脚本はウェルメイドではあるものの、初演時から15年以上経っていることもあってか、少し気になる表現もあった。
全体的にセリフの一部を立たせたり、トーンを上げ過ぎることなく、キャパを意識した芝居という印象。
ベテラン陣の安定感もさることながら、大窪人衛さんの高めの声を生かしたお芝居やうらじぬのさんの存在感もよかった。
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