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【vol.2 曲目紹介②】タランテラ Op.6

皆様こんにちは!『irodori ensemble』のnoteをご覧頂きありがとうございます♪♪♪

【vol.2 曲目紹介】シリーズでは、12/19に八丁堀駅近くのSHINKA HALLで開催されます「irodori ensemble vol.2 室内楽コンサート in東京」で演奏する曲目の紹介をさせていただきます!こちらで興味を持っていただいた方は是非会場でお聴きいただけますと嬉しいですヾ(*´∀`*)ノ


2曲目は、サン=サーンス作曲「タランテラ Op.6」です!


シャルル・カミーユ・サン=サーンス(Charles Camille Saint-Saëns)(1835-1921)は、フランスの作曲家兼ピアニスト、オルガニストです。膨大な数の作品(なんと300曲以上!)を作曲しており、当時ほとんどなかった管楽器の室内楽作品も意欲的にたくさん残してくれていることもあって、管楽器奏者にとっては感謝してもしきれないくらい作曲家です(´;ω;`)

彼の有名な作品ですと、
「動物の謝肉祭」「交響曲第3番オルガン付き」
最近で言うと、
「ピアノ協奏曲第5番 エジプト風」
管楽器の室内楽作品で言うと晩年に書かれた、
「オーボエソナタ」「クラリネットソナタ」
「ファゴットソナタ」
などが人気でしょうか?おすすめの曲がある方是非コメントにて教えてください☆*°



2歳半でピアノを弾き始め3歳5ヶ月で初めての作曲、5歳半で歌曲「夕べ」を作曲、7歳の頃にはラテン語とギリシャ語の文章を読み込み、10歳でコンサートデビューし「新しいモーツァルトだ!」賞賛され、13歳にはパリ音楽院に入学…書いていて唖然とするほどの神童っぷりですが彼の躍進は止まることを知らず、
18際には最初の交響曲を初演、出版し、会場に来ていたベルリオーズやシャルル・グノーも賛辞を送ったそうです!


そんな作曲家としての才で溢れた彼ですが、その膨大なエネルギーは作曲家という枠だけではとどまるわけもなく、
・オルガニスト
・詩人
・戯曲作家
・天文学者
・哲学者
・考古学者
・民族学者
というたくさんの顔を持つ文化人でした!
それほどにたくさんの物事に興味を持ち、さらに実践できるのは本当にすごいことです( ⊙ω⊙ )


本作品はそんな彼が1857年,22歳の頃にパリの聖マドレーヌ教会のオルガニストに就任した頃に書かれ,フルートのルイ・ドリュス等当時の管楽器の名手達によってパリで初演されました。


タランテラはナポリの急速な3/8または6/8拍子の舞曲で、その語源はイタリアにある港町タラントだと言われていますᗦ↞◃
また、同じ町の名を由来とする毒蜘蛛「タランチュラ」に噛まれると、その毒を抜くために踊り続けなければならないとする話から付けられたという説もあるほか、その毒の苦しさゆえに踊り狂って死に、それを表現したという説もあります…なんと恐ろしい(/´△`\)

軽妙な3部構成で、延々と持続する[ラ→ミ→ファ→レ→ド→ミ→ミ→ミ]
のパターンの音列上で躍動的なタランテラの主題が各楽器で引き継がれながら最後まで無窮動的に突進していきます。
軽やかな曲調からは想像も出来ないですが、技巧的にはかなりレベルの高いものを要求されている挑戦的な一曲です。優雅と緊張感が絶妙に入り乱れた本作を是非会場でお楽しみいただけると嬉しいです♪♪


いかがでしたでしょうか?こちらのシリーズは12/19に演奏されます6曲の解説ですので、あと残り4曲です!参加までお付き合いいただけますと幸いですm(_ _)m

お申し込みは以下URLから↓↓↓


次回はガブリエル・マリの「Feuilles au vent」を紹介致します!
ではでは´ω`)ノ

irodori ensemble

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